Parhelia(パフェリア)は、Matorxが開発した、Parhelia-512ビデオチップを搭載した最新ビデオカードです。
- 512bitGPU(256bit DDRメモリ使用)
- 8千万トランジスタを内臓
- メモリ帯域幅20GB/Sec
- ピクセル パイプライン レンダリング機能搭載
(ピクセルパイプ数は4、ピクセル当たりのテクスチャユニット数は4、ピクセルパイプ当たりのピクセルシェーダーステージ数は5で、クロック当たりのトータルシェーダーステージは36に達する。- プログラマブル バーテックス シェーダー(バージョン2.0)搭載
ユニットは4つ搭載され、クロック当たりのテクセル数は64となる。- ディスプレースメント マッピングに対応
- 4x4サンプリングによる「16x Fragment Antialiasing(FAA)」機能を搭載。
(4xFAAも使用可能)- テキストのアンチエイリアシング機能(Glyph Antialiasing)を搭載。
- RGBをそれぞれ10bitで表現し、合計10億色の表示に対応。
- 400MHzRAMDACを2個内蔵
- 最大解像度は1画面あたり2048x1536(アナログ)または160x1200(デジタル)
- セカンダリ・プライマリ共に、オーバーレイ表示・ハードウェアアクセラレーション可能。
- DVIコネクタに専用の分岐ケーブルを接続することで最大3台までのディスプレイを接続可能(TripleHead機能)
(アナログ/デジタル/アナログや、アナログ/アナログ/アナログなど柔軟な出力構成に対応)今回HardwareT&Lは搭載していないようですが、これは、DirectX9以降では、HardwareT&Lの代わりに、バーテックス シェーダーを使用するようになったからでしょう。新GPUではこのユニットが4つ搭載されているということなので速度的にも期待できます。
●いままでのリーク記事から発売開始までの流れ
02/05/07頃 PROMからのリーク記事が公開 02/05/12頃 Matroxのホームページに意味深なFLASHが公開
digit-life.comにリーク記事が掲載するも1日で消える02/05/14 Matroxから新GPU「Parhelia-512」正式発表 02/05/15頃 各WEBサイト上でレピューが公開され始める 02/06/04頃 Athron.comにてParheliaカードの写真がリークされるも1日で消える。 02/06/06頃 Vwaker.comにて、Parheliaのデモムービーが5つ公開 02/06/19頃 Parhelia-512搭載のビデオカード「MATROX Parhelia」が6月30日に発売決定 02/06/24頃 インフォマジック発Parhelia-512が7月の第1週末に登場との報告あり 02/06/26頃 各ニュースサイトにて、Parheliaの詳細記事が公開され始める 02/06/28頃 シバさんのページで、Parheliaのレビューが上がる(個人ページでのレピュー第1号) 02/06/30 Matrox Parhelia発売 02/07/07 秋葉原にMatrox Parheliaが出回り始める
infomagicは以前からmatrox製品の日本代理店として、日本語パッケージを販売していましたが、今回は発表から発売までの期間が短かったことと、早く手に入れたいとの要望があったため、バルク版をパッケージ化してFR版として発売したとのことです(定価59800)。
このFR版には通常ならば入ってる日本語マニュアルと、日本語ドライバが入っていませんが、これは、ユーザ登録をすることで後ほど発送されるそうです。
あと、Parheliaは、リテール版とバルク版でクロックが異なります。
GPU Memory Price リテール 220MHz 275MHz(DDR) $399 バルク 200MHz 250MHz(DDR) $349 FR版は、バルクのパッケージ版ですから、クロックも200/250です。
後から出る正式版はリテール品だそうです。FRパッケージの裏側には注意書きがあります。
ここには
- 日本語ドライバが完成するまでの間、サポート対象外であること。
クロックは200MHz/250MHzであること。
が明記されています。
対象には
- PCDIY上級者
- ご自分自身でサポートできる方
- 自己責任の原則に則って行動できる方
- 冒険を恐れない方
- Matrox製品が好きな方
- 多少動作が不安定でもドライバのアップデートによって改善されることを信じてお待ちいただける方
となっています・・・・・・・・・・・・・・・・・いわゆるバルクと同じ扱いということですね。
上記に当てはまらない方は、正式版を待つしかないでしよう。
そして、添付品には、
- DVI-I→D-Sub15ピン×2の分岐ケーブル
- DVI-I→D-Sub15ピン変換コネクタ
- D-Sub15ピン→Sビデオ/コンポジットケーブル
- CD-ROM
が入っていました。
私が購入したのは、FR版(バルク版)でしたのでこの付属CD(20085)に入っているソフトを紹介すると、
ソフトウェア名 説明 Matrox drivers WIN2000/XP用ドライバ(1.0.0.223)
英語/フランス/ドイツ/イタリア/スペイン版Matrox Parhelia User Guide 使用説明書です。 Matrox PowerDesk-HF Wizard PowerDesk-HFの使用方法の解説プログラム Coloreal Visual 画面の輝度・コントラスト・ガンマ値等の設定をウィザード形式で行うことが出来ます Matrox GigaColor Viewer 1億色を超えるパレットを持つ画像を表示可能なビューア。 Matrox Reef Demo 海の中の様子をParheliaのハードウェアアクセラレータを使用してリアルタイム3Dシミュレーションで表示します。 Imperium Galactica III Genesis Demo ゲームのデモです。手軽にサラウンドゲームモードの効果を体験できるようです。 Matrox Parhelia Displacement Mapping Demos Parheliaの持つDisplacement Mapping機能のデモソフトウェアです。 Matrox Parhelia Documentation & Demos Parheliaの技術資料やデモが収録されています。 Matrox eDualHead MatroxのWebブラウザ支援ツールです。(Microsoft Internet Explorer 5.5 以降が必要) Matrox System Utilities ParheliaのBIOS更新ユーティリティです。
CUI版のみ収録されています。Microsoft .NET Framework Matrox PowerDesk-HFなどユーティリティを使用するために必要です。 Microsoft DirectX 8.1 for Windows 2000 各種ユーティリティを使用するために必要です。 Adobe Acrobat Reader 5.0.5 ドキュメント(PDFファイル)を読むために必要です。
これらは、CDを入れると、自動起動がONになっていれば自動的にインストーラが立ち上がるのでここでインストールできます。
ただし、日本語化されていているものはないので、英語版を入れることになります。また、ドライバをインストールしていないときには、ここで、ドライバのインストールのためのウイザードが立ち上がります。
ここでは、実際にどのように接続するかがわかりやすく表示されています。
なお、必ずドライバと一緒にMicrosoft .NET FrameworkとDirecxtX8はインストールしてください。
付属CDのドライバのインストールウイザード中に詳しい解説が出てきます。
詳しくは別ページにまとめる予定ですが、基本的には以下のようになります。
第1ディスプレイ DVI 出力端子Aに直接接続します。 アナログ 出力端子AにDVI-I→D-Sub15ピン変換コネクタを経由して接続します。 第2ディスプレイ DVI 出力端子Bに直接接続します。(第3ディスプレイは物理的に接続できません) アナログ 出力端子BにDVI-I→D-Sub15ピン×2の分岐ケーブルを経由して、1番出力端子に接続します。 TV 出力端子BにDVI-I→D-Sub15ピン×2の分岐ケーブルを経由し、
さらに1番出力端子にD-Sub15ピン→Sビデオ/コンポジットケーブルを介してS端子もしくはコンポジット端子に接続します。
(第3ディスプレイにディスプレイを接続可能ですが、3台同時に使用することは出来ません)第3ディスプレイ アナログ 出力端子BにDVI-I→D-Sub15ピン×2の分岐ケーブルを経由して、2番出力端子に接続します。 なお、DVI-I→D-Sub15ピン変換コネクタのかわりに、DVI-I→D-Sub15ピン×2の分岐ケーブルの1番出力を使用することも可能のようです。
また、現在の時点では、3画面同時使用時にTVを含めることが出来ないようです。(DVI・TV・アナログまたはアナログ・TV・アナログは不可)。
これは、3画面同時に使用する場合は3つのディスプレイを1画面として認識(Strached mode)しなければいけないことも関係あるでしょう。
これをそれぞれ分割して認識(independent mode)できるようになれば、1番3番にディスプレイを接続して2画面で使用し、DVD-MAX使用時のみ、TVに出力するなんてことも出来るようになるでしょう。これが出来れば、私としてはこれが理想になります。
FR版の付属CDには2000/XPの英語版ドライバが付属しています。
付属CDのドライバは、1.0.0.223ですが、最新版の1.0.2.228がMatroxのホームページに上がっていますので、CD−ROMのドライバを一式インストール後、アップデートした方が良いでしょう。ただ、CD-ROM版のドライバでも特に不安定ということはありませんでした。注意点としては、「Microsoft .NET Framework」を必ずインストールしないといけないということです。
PowerDesk-HFはMicrosoft .NET Frameworkがないと正常動作しないとのことです。なお、以前のビデオカードのドライバ関係のデータはすべて削除してからカードを交換したほうが良いでしょう。
G400やG450、G550の場合は、プログラムの追加と削除の画面からアンインストール可能です。
(注意:本項目については、私「奈酢美」が勝手に書いていることです。本内容を実行した内容については自己責任で行ってください。)
Matrox製のビデオカードにはPINSという、そのカードが動作するための情報がBIOSの一部として含まれています。
G400・G450・G550では、PROGBIOSというプログラムを使用して、PINS情報を取得し、それを書き換えることでカードの動作を変更することが可能でした。(参照:G400PINファイル解析結果 レポート)
それでは、Parheliaはどうかというと、Matrox System Utilitiesには、progbiosが存在しません。
システムユティリティホルダにあるのは、
・DOS用のPBIOSDos.exe
・WIndows用のPBIOSWin.exe
・Parhelia用BIOS(MATROX/PARHELIA VGA/VBE BIOS (V1.0) b04)
だけです。で、今回、PBIOSWin.exeを使用して、Pinsファイルを取得する事に成功しました。
(Windows上のコマンドプロンプトで実行)
G:\SysUtils>pbioswin /d c:\pinsfile.txt
Matrox BIOS flash utility - Version 1.53
(C) Matrox Graphics Inc. 2002
Graphics card information:
Model: Matrox Parhelia
PCI location: Bus: 1 Dev: 0 Fct: 0
Graphics BIOS: Version: 1.0 build 4
Product ID: 971
Serial EEPROM: Type: ATMEL AT25F1024
Size: 131072 Bytes
SUCCESS! File has been created successfully: c:\pinsfile.txt
G:\SysUtils>
結果は以下のようになります(一部変更済)。
PINSのバージョンは6.5のようです。
以下の太字になっている部分は、すでにその意味が判明している部分です(いままでと一緒の部分)
(参照:G400PINファイル解析結果 レポート)
Fill: 0 511 0xFF
0 2 0x412E
2 2 0x0200
4 2 0x0605
6 2 0x04D4
8 2 0x0001
10 2 0x830B
12 16 'XXXXXXX'
28 6 '402'
36 4 200000
40 4 0x00000000
44 2 600
46 2 1200
48 2 600
50 2 1200
52 2 50
54 2 400
56 4 500000
60 4 0x00000000
64 2 600
66 2 1600
68 2 600
70 2 1600
72 2 50
74 2 400
76 4 0
80 4 0x00000000
84 2 600
86 2 1200
88 2 600
90 2 1200
92 2 50
94 2 400
96 4 0
100 4 0x00000000
104 2 600
106 2 1200
108 2 600
110 2 1200
112 2 50
114 2 400
116 4 25175
120 4 0x00000000
124 4 28311
128 4 0x00000000
132 4 0x00010114
136 4 0x000000BC
140 4 0x91750002
144 4 0x00000242
148 4 0x00000F0B
152 4 0x2A2A6464
156 4 0x23230000
160 4 0x00000000
164 4 0x3978C200
168 4 0x80041462
172 4 0x1021A052
176 4 0x00000025
180 4 0x10240902
184 4 0x00040902
188 4 0x00000408
192 4 0x000E607F
196 4 0x00000000
200 4 0x00000000
204 4 0xFFFFFFFF
208 4 0x00000000
212 4 0x00000000
216 4 0x3978C200
220 4 0x80041462
224 4 0x1021A052
228 4 0x00000025
232 4 0x10240902
236 4 0x00040902
240 4 0x00000408
244 4 0x000E607F
248 4 0x00000000
252 4 0x00000000
256 4 0xFFFFFFFF
260 4 0x00000000
264 4 0x00000000
268 4 0x3978C200
272 4 0x80041462
276 4 0x1021A052
280 4 0x00000005
284 4 0x10240902
288 4 0x00040902
292 4 0x00000408
296 4 0x000E617F
300 4 0x00000000
304 4 0x00000000
308 4 0xFFFFFFFF
312 4 0x00000000
316 4 0x00000000
320 4 0x3978C200
324 4 0x80041462
328 4 0x1021A052
332 4 0x00000005
336 4 0x10240902
340 4 0x00040902
344 4 0x00000408
348 4 0x000E617F
352 4 0x00000000
356 4 0x00000000
360 4 0xFFFFFFFF
364 4 0x00000000
368 4 0x00000000
372 4 0x00000000
376 4 0x412D4850
380 4 0x42383231
384 4 0xFFFFFF00
388 4 0xFFFFFFFF
392 4 0x43706021
396 4 0x00000008
400 4 0xFFFFFFFF
404 4 0xFFFFFFFF
408 4 0xFFFFFFFF
412 4 0xFFFFFFFF
416 4 0xFFFFFFFF
420 4 0xFFFFFFFF
424 4 0xFFFFFFFF
428 4 0xFFFFFFFF
432 4 0xFFFFFFFF
436 4 0xFFFFFFFF
440 4 0xFFFFFFFF
444 4 0xFFFFFFFF
448 4 0xFFFFFFFF
452 4 0xFFFFFFFF
456 4 0xFFFFFFFF
460 4 0xFFFFFFFF
464 4 0xFFFFFFFF
468 4 0xFFFFFFFF
472 4 0xFFFFFFFF
476 4 0xFFFFFFFF
480 4 0xFFFFFFFF
484 4 0xFFFFFFFF
488 4 0xFFFFFFFF
492 4 0xFFFFFFFF
496 4 0xFFFFFFFF
500 4 0xFFFFFFFF
504 4 0xFFFFFFFF
508 1 0xFF
509 1 0xFF
510 1 0xFF
:FileType Parhelia
:PCBInfo 7082-04
:SubSystemVendorID 0x0840102B
PINS情報の書き込みは /s オプションを使用することで行います。
(Windows上のコマンドプロンプトで実行)
G:\SysUtils>pbioswin /s c:\pinsfile.txt
Matrox BIOS flash utility - Version 1.53
(C) Matrox Graphics Inc. 2002
Graphics card information:
Model: Matrox Parhelia
PCI location: Bus: 1 Dev: 0 Fct: 0
Graphics BIOS: Version: 1.0 build 4
Product ID: 971
Serial EEPROM: Type: ATMEL AT25F1024
Size: 131072 Bytes
WARNING! Do not reboot or turn off your computer.
..............................................
SUCCESS! Programmation of Matrox BIOS is completed.
You must reboot your system to allow the new Matrox BIOS to take effect.
Before restarting your computer, close all programs and remove any floppy
disk from your disk drives.
G:\SysUtils>
なお、現在のBIOSのバックアップは、以下のコマンドで取れるそうです(README.TXTより)。
G:\SysUtils>pbioswin /o c:\mtxbios.bin
Matrox BIOS flash utility - Version 1.53
(C) Matrox Graphics Inc. 2002
Graphics card information:
Model: Matrox Parhelia
PCI location: Bus: 1 Dev: 0 Fct: 0
Graphics BIOS: Version: 1.0 build 4
Product ID: 971
Serial EEPROM: Type: ATMEL AT25F1024
Size: 131072 Bytes
SUCCESS! File has been created successfully: c:\mtxbios.bin
G:\SysUtils>PBIOSWin.EXEには、/s /o /k /i /ds /d /dev のオプションがあると予想されます。(未確認)
/o と /i はreadme.txtに書かれているとおり、BIOSのバックアップと書き込みですから、後のコマンドが非公開コマンドでしょう。
いままでの経験から言うと、
/d がPINS情報出力。
/s がPINS情報書き込み。
/k がチェックサムを無視しての書き込み。だとと思われます。(/k オプションは確認していません。)
/ds は確認したところ、標準出力へPINS情報を出力する物のようです。
(pbioswin /ds > c:\pinsfile.txt でもPINS情報+αが出力可能です。ただ、多分/sでの書き込みは失敗すると思いますが・・・・)/devは現在不明です。
おそらく、これまでと同様、このファイルをいじることによってオーバークロック等が可能となるでしょう。
逆に、クロックを落として。ファンレスで使用したいという方もいるかもしれません。ただし、まだ、そのクロックに関する部分がどこだか判明していませんので、自分で責任の負える方のみ試してみてください。
少なくとも、リテール版が出れば、その差分を見ることで該当部分が判明すると思われます。
<お願い>
PINS情報の解析のため、上記 pbioswin の/ds オプションで取得したファイルを私までメールくださる方いませんでしょうか?
付属CDのSysUtilsフォルダに移動し、Win2k(XP)のコマンドプロンプトから
pbioswin /ds > c:\pinsfile.txtでc:\pinsfile.txtが作成されます。
PINS情報の 28 6 '402' の'402'がカードナンバーを示していると思われます。
(ボードの入っていた袋に書いてある番号です)ここが402以外のカードや、現在判明していない部分の内容が異なっているカードをお持ちの方は、ぜひメールを下さい。
その際には、シリアル番号を示す
12 16 'XXXXXXX'
の部分は、上記のようにその部分をXで置換してくださって結構です。その他、PINS情報やParheliaに関する情報がありましたら、メールかPC関連掲示板に書き込みください。
以上よろしくお願いします。
ファイルの送付先 masuda@amy.hi-ho.ne.jp
現在取得しているカードナンバー
カードナンバー 提供者(匿名希望も可) ファイル 402(バルク) 奈酢美 402(リテール) YHWA氏
YHWA氏より、リテール版のPINS情報を教えていただきましたので、この情報を元にバルク(FR)→リテール化を行いました。
なお、これらの作業は自己責任で行ってください。pbioswinコマンドの /dオプションを使用して、現在のPINS情報をファイルで取得したのち、以下の部分を変更しました。
位置 項目長 バルク(FR版)
コア:200MHz
メモリ:250MHzリテール版
コア:220MHz
メモリ:275MHz意味(予想) 10 2 0x830B 0x030A カード種類? 36 4 200000 220000 コアクロック? 56 4 500000 550000 メモリクロック?(DDR動作のため、実クロックの倍?) 140 4 0x91750002 0x9F810002 不明。 156 4 0x23230000 0x2A2A0000 不明。何かのフラグかと思われる。 380 4 0x42383231 0x52383231 不明。何かのフラグかと思われる。 6,8,12の値も異なりますが、それそれ、書き込み日付、書き込み回数、シリアル番号ですので、ここは変更しません。
あとは、pbioswinコマンドの /s オプションを使用して、変更したPINSファイルの情報をカードに反映します。
この結果、約10%(項目によってはそれ以上)の速度向上を確認しました。
リテール化に関するベンチマーク結果
HDBENCH Ver 3.40 beta 6(1024x768x16)
Rectangle Text Ellipse BitBlt DirectDraw バルク(FR版) 64987 62524 16148 1414 59 リテール化 67586 65154 16708 1549 60 3DMARK2001SE(1024x768x32)
ベンチ項目 バルク(FR版) リテール化 3DMark Score
Game 1 - Car Chase - Low Detail
Game 1 - Car Chase - High Detail
Game 2 - Dragothic - Low Detail
Game 2 - Dragothic - High Detail
Game 3 - Lobby - Low Detail
Game 3 - Lobby - High Detail
Game 4 - Nature
Fill Rate (Single-Texturing)
Fill Rate (Multi-Texturing)
High Polygon Count (1 Light)
High Polygon Count (8 Lights)
Environment Bump Mapping
DOT3 Bump Mapping
Vertex Shader
Pixel Shader
Advanced Pixel Shader
Point Sprites6348
90.9 fps
31.7 fps
107.3 fps
64.7 fps
96.4 fps
44.7 fps
29.0 fps
681.1 MTexels/s
2249.5 MTexels/s
22.9 MTriangles/s
10.0 MTriangles/s
110.5 fps
99.9 fps
81.8 fps
81.5 fps
69.2 fps
12.8 MSprites/s6766
93.4 fps
33.0 fps
117.3 fps
71.1 fps
102.1 fps
46.5 fps
31.4 fps
717.2 MTexels/s
2756.3 MTexels/s
25.1 MTriangles/s
11.0 MTriangles/s
115.9 fps
106.8 fps
86.8 fps
88.1 fps
76.7 fps
14.0 MSprites/s3DMARK2001SE(2048x1536x32)
ベンチ項目 バルク(FR版) リテール化 3DMark Score
Game 1 - Car Chase - Low Detail
Game 1 - Car Chase - High Detail
Game 2 - Dragothic - Low Detail
Game 2 - Dragothic - High Detail
Game 3 - Lobby - Low Detail
Game 3 - Lobby - High Detail
Game 4 - Nature
Fill Rate (Single-Texturing)
Fill Rate (Multi-Texturing)
High Polygon Count (1 Light)
High Polygon Count (8 Lights)
Environment Bump Mapping
DOT3 Bump Mapping
Vertex Shader
Pixel Shader
Advanced Pixel Shader
Point Sprites2717
38.5 fps
23.3 fps
38.0 fps
26.9 fps
36.0 fps
21.0 fps
8.4 fps
560.0 MTexels/s
2101.5 MTexels/s
16.6 MTriangles/s
8.5 MTriangles/s
43.1 fps
25.6 fps
38.5 fps
25.7 fps
26.4 fps
5.7 MSprites/s3002
42.5 fps
25.2 fps
42.4 fps
29.7 fps
39.8 fps
23.3 fps
9.6 fps
631.2 MTexels/s
2154.8 MTexels/s
18.5 MTriangles/s
9.5 MTriangles/s
47.2 fps
27.0 fps
43.1 fps
26.5 fps
29.0 fps
6.3 MSprites/s