ビデオカード交換顛末記(Blitz2200)


3月某日の木曜日、会社の用事で出張に行き、終わって上野についたのが6時ごろ。
もう、会社には直帰の連絡を入れてあった私は、とりあえず、JR線で秋葉原へ(爆)
しかし、秋葉原へ行ったことがある方はご存知のように、この時間になると閉まっている店が多い。
ということで、小雨が降る中まずはLXユーザ御用達の”P/S PLAZA WAKAMATSU”へGO!
ここで、最近出たとうわさの”ALL THAT FHPPC”をGET。
これは、NIFTYのHP100/200LXのフォーラムのデータを収録したCD−ROM。フリーソフトやデータが満載とのこと。

目的の物を手に入れた私は、まだ開いているお店を覗いていると、最近できたらしい、チチブデンキのある建物の2階のお店で、怪しいものを発見。

そこには、

DVDも見れるかもしれないマルチメディアカード
¥3,000円

と張り紙が...。

それは マルチメディアアクセラレータBlitz2200 というボード。
ジャズ マルチメディア ジャパン製である。

Blitz2200

という仕様らしい。
しかし、この値段は怪しすぎ。
話を聞いてみると、このカードを作った会社がもう倒産しているので、新品のジャンク扱いでサポートもないから、動かなくても知らないよ〜んってことらしい。
で、細かく見てみると、不安点がいくつか...

といっぱいあるけど、とりあえず動かなくてもバンドルソフトで元が取れるような気がする(ほんとに気がするだけというのはおいといて)し、DVDは動かないだろうが、話のネタにもなって、3000円なら洒落になる!!
しかも、今使ってるビデオボード(MACH64・Virge DX)よりも早い。
つーことで、購入決定!!(大爆)

これが、全ての始まりだったのである


まずは、マニュアルをチェックする。

ちゃんと、日本語マニュアルである。(作ってるのが日本の会社だからあたりまえか)
入っているのは、ビデオカードにドライバCD、バンドルゲームのCD2枚に...
コンポジット出力ケーブルにS端子出力ケーブルまで入ってる(笑)。
用意の良い製品だなぁ。

付属アプリケーションはMPEG再生アプリケーションの「Blitz MPEG Player」のみ。

やっぱりDVDの再生はサポートしてない。どうやらビデオチップがDVDの動き補間機能を持っているってことだけらしい。

さて、私の持っている2台のデスクトップマシンのどちらにこのカードを入れるかだが、うちの現在のデスクトップマシンの環境をチェックしてみると、

と、現在の状態を確認したところで、とりあえず、サーバー機に入れてみることに決定!!。

これで、DVD−RAMに入れた動画データを直接見れるようになるかも。


カードをセットする前に、最新ドライバを探しておこうということで、インターネットで調査開始、とりあえず、ビデオチップがアメリカのRendition製ということで、http://www.rendition.com/と打ってみる。

うむ、リーチ・一発状態である。
ドライバはっと....Rendition V2x00 Reference Driver  を発見。

ファイル名は
”V2k_2_0b3a.zip”となっている。
タイムスタンプは99年2月16日。WIN98やDirectX6,OpenGLに対応済みである。
Beta3aという文字が気になるが、まあ問題無いだろう。
とりあえず、ダウンロード。念のため解凍もしておく。

[注:現在の最新バージョンは、V2k-3_0b5.zipになっています(99/08/06)。]

さあ、準備完了!ってことで、システム(C:ドライブ)の全体バックアップをとった後で、電源を切り、マシンの横板はずして、Mach64のカードを取り出す。

すでに4年近く使っているカードである。しかしこのカード、どんなOS環境でも使えるので結構重宝している。
では、早速カードをセットして、ディスプレイケーブル接続して、スイッチON...

って、あれ、画面真っ暗やん(爆)

ディスプレイのランプ見ると、入力信号無し状態。マザーボードからのビープ音3回ってのも鳴らない。でも、ハードディスクは回ってカリカリ言ってるし...
BIOS画面すらでないもんなぁ。

 結論 このカード、サーバマシンでは使えない。

なんとも、一目瞭然の結果である。ビデオカードにジャンパなどの設定ができない以上、これ以上悪あがきもできない。
つーわけで、このマシンのPCIリビジョンはやっぱ2.0のようだ。
まさか、カードが壊れてるんじゃ...


カード故障を心配しつつ、サーバからBlitz2200をはずし、もともと挿さっていたMach64を元通りセットする。そして電源オン。
さすがに、BIOSすら立ち上がらなかったので、設定は何も変わっておらず、何事もなかったかのように立ち上がる。とりあえず一安心である。

では、次にメインマシンにBlitz2200を装着することにしよう。
こっちのマシンはマザーボードがASUSのT2P4だから、間違いなくPCIリビジョンは2.1だ。
ということでマシンを開け、今まで挿さっていたカノープスのPower Window DX/4MCをはずす。このカードには、ビデオキャプチャ機能がついているため、ボードには、ビデオケーブルだけでなく、ビデオにつながっている映像音声ケーブルに、サウンドカードへ延びるケーブルまで出ていて、非常にごちゃごちゃしている。
コレをはずしてしまうとキャプチャができなくなるがしょうがない。

では、Biltz2200を装着して、電源をON。

今度は、ちゃんとBIOS画面が出た〜 (^^)V

Win98が立ち上がり、Plug&Pray....じゃなかったPlug&Playで無事認識したようだ。
とりあえずは、標準VGAを認識し、ハードウェアウイザードが立ち上がる。
それでは、と付属ドライバCD−ROMをドライブに入れ、ドライバを登録する。

このドライバはWin95用だが、とりあえず入れてみようか。
さあ、再起動すると.....

BIOS画面が出て、画面暗くなって、カーソルが....消えてもそのまんま?!

............起動しやしねぇ (木亥火暴)

やっぱ、Win95のドライバじゃ動かなかったか(ポリポリ)
とりあえず、ディスプレイに信号は入っているようだが....


Win95のドライバじゃ動かなかったBlitz2000。
しかし、私にはあらかじめダウンロードしてあったリファレンスドライバがある。ということで、まずは現状復帰。

まずは、セーフモードで立ち上げて、登録したBlitz2200ドライバを削除して再起動。
次のハードウェアウイザードで、ダウンロードしたリファレンスドライバを指定してみる。

そして再起動....

.........よっしゃ!! Win98起動成功!!!

とりあえず、ちゃんと動いているようだ。
それでは、付属CD−ROMからアプリケーションのインストールだ。
マニュアルでは、その前にDirectX5を入れるように書いてあるが、すでに、マシンにはDirectX6.1がインストールされているので無視である。
これで、MPEGプレイヤーがインストールされる。
ちなみにMPEG1デコーダはSoftPEGである。

再起動して、解像度を変更しても動作OK。
とりあえずは32bitモード、800x600にしておこう。
(これがもとで、後でハマることになるのであるが)

では、MPEGプレイヤーを起動して見ると.....
さすがに、MPEG再生はスムーズで全画面モードでもコマ落ちはないようだ。
しかし、このプレイヤーには大きな欠点が二つもあるのだ。

それは、

これは、結構致命的かも。
うちの環境ではメディアプレイヤーがなぜかネットワークファイルの再生途中でハングするという現象が発生しているため何らかの対応が必要なのに〜。

さて、一通りの設定が終わり(じつはぜんぜん終わってはいないのだが)、音楽でも聞こうかとWinampを立ち上げ、再生ボタンを押すと....

WINAMP の一般保護違反です。
モジュール : DIBENG.DLL、アドレス : 0005:00003f2f 

........なぜだぁ〜こんなDLLわしは知らんぞーということで原因がまったく不明。

もしかしてBlitz2200のせい?ってことで、前のPower Window DX/4MCと差し替えて起動してみると.................

ピーブープワプワプア〜(笑)

画面は立ち上がるが、突然SBのサウンドフォントらしき音(すでに音楽ではない)があたりに響く。ちょうど横にいた友人と顔を見合わせ、

何じゃコリャ〜

再起動すると、今度は音はならないが、サウンドフォントの読み込みに失敗したとメッセージが..
まさか、またサウンドカードが壊れたか?!(実はわたしは、SB64AWEを3回壊したことがあるのです)と、すぐにBlitz2200と挿しかえる。

今度は、正常に動作OK。なんだったんだあの音は....

実は、Winampのエラーの原因は、色数設定でした。
色数設定を32ビットTureColorモードにしておくと、このエラーが出るようで、16ビットHiColorモードにしておくとエラーが出なくなりました。原因はいまだに不明なのですが.....


とりあえずボードも動いたし、これでOKかな。と思っていても、一度動いてしまえば、さらに上をめざすのが人間ってもの(喉もと過ぎれば熱さ忘れるとも言う)。

このカードには、テレビ出力というものがついていることを思い出す。
マニュアルを見ると、ディスプレイのプロパティにBlitz2200というタグができ、そこで設定が出来るらしい.....と、画面のプロパティを出してみたが、

そんなタグないじゃん(爆)

と、よく考えてみたら、今入れているドライバは、ビデオカードのリファレンスドライバなんだからそんなものあるわけがないのだ。
でも、このタグがないと、

と、結構不便だ。

無論この状態で、ケーブルでテレビにつないでみても出るはずがない。
と、いうことで、代わりのタグを探してみると.....

画面のプロパティ → 設定タグ → 詳細 に

というタグが追加されているのを発見。
って、結構階層が深いんですけど.....

ここで、γ曲線の調整・リフレッシュレート・TV出力のON/OFFができるらしい。
しかしTV出力時の微調整(明るさ・コンストラスト・表示位置)の項目はないようだ。
また、ドライバやBIOSなどのバージョンもここに表示されている。
(上の画像をクリックすれば、拡大表示されます。)

マニュアルによると、テレビへの出力は、解像度640x480・60Hzのみということで、
解像度および、リフレッシュレートを変更した後、TVにチェックを入れてみる。(もちろん設定はNTSC)。

映ったぁ\(^・^)/

でも、よく見ると、画面がゆれてるし、画面全体が出ていない....

ということで
Flicker Filterにチェックを入れて、
FullscanではなくUnderscanを選択してみると

画面のゆれもほとんど感じなくなり、画面全体が表示されるようなった。(^^)v

....これで、TV画面でPCを操作したり、MPEG動画をビデオに録画することも出来るようになったのだ。

しかし、ここでトラブル発生。

というのは、一度TV出力を止めてもう一度出力を開始しようとすると、今度は画面の同期が取れていないらしく、うまく出力されないのだ。

数回やっていると、ごくたまに(数十回に1回くらい)ちゃんと映ることもあるのだが、設定も変えていないのにこのアナログ的な反応はなんじゃぁ。

とりあえず、マシンを立ち上げて1回目のTV出力指定時は問題なく表示されるので、使えないというわけではないがちょっと気持ちが悪い。
(後日解決方法は見つかったのだが....)

とりあえず、動いたことを確認した私は、安心して床についたのであった。(次の日は会社である。)

ちなみに、ここまでかかった時間は約4時間であった。


次の日、私はこのカードについての情報をインターネットで検索することにした。
検索エンジンで探せば、何か良い情報があるかもしれない。

と、いうことで、まずは”Blitz2200”で検索をしてみると、いくつか引っかかった。

まず一つは、ココ
ZDNETの製品紹介のページらしい。
ここには、詳しい製品情報が載っているが、コレによると定価は19,800円もするらしい。
あと、やっぱりDVD再生機能についてはATI製3D RAGE PROなどと同様にMotion Compensation(DVDデコーディング・コア:動き補償回路)を内蔵しているだけで、それを使うには別にソフトウェアDVDが必要で、付属のMPEGプレイヤーでは使われないらしい。

URLとしては、ジャズマルチメディア (実はもうリンク先はない)と先日行ったRendition紹介されている。

あとはそれほどの情報は見つからなかったが、気になる情報が一つ。
通販ページらしいのだが、

>この商品はWindows95用とNT4.0用のドライバが付属しています。こちらで
Windows98のドライバもフロッピーで添付しておきます。ただ、当店で
>試してみたところ、Windows98をクリアインストールから行った場合は
>ただしく使用できましたが、RIVATNTビデオカードを挿した後、このビデオ
>カードを挿すとWindowsの旗の後、ディスプレイへの信号がとぎれるという
>不具合がありました。原因はわかっておりません。ということでWindwos98
>での動作は一応保証外とさせていただきます。

ということは、どっかにWin98用のドライバもあるということか.....
しかもWin98で先に他のビデオカードを使っていると、変な現象になることがあるんで動作保証外.....何かいやな予感.....


しかし、このあと、Blitz2200のWin98ドライバなんてどこにも見つからなかった。
ところがひょんなところからその情報があったのだ。

その場所とはRendition V2x00 Reference DriverのZIPパッケージの中(笑)
Readme1st.docを読むと(って今まで読んでなかったんかい)、LINKSディレクトリに製品毎の情報が?

で、見ると、”Blitz2200 by Kasan”というショートカットが(大爆)

そこへいくと、おお、Win95とNTなドライバにBIOSまである。もしかしてこのWin95なドライバがWin98対応なのか?

と、Win95用ドライバ&BIOSをGET。

リファレンスドライバにはBIOSアップデートしてからインストールせいやと書いてあるが、BIOS書き換えは怖すぎるというわけで、

まずは、Win95ドライバの中身をチェックすると、.....readmeないやん。しょうがないんで、”V2000.inf”の中身を眺めてみると、ドライバのバージョンは3581。付属のドライバが3471だから結構上がってることになる。
このINFファイルをインストールすると設定ユーティリティとして、「PowerDetail 98 for Windows 95/98」もインストールされるらしい。

この名前からして、Win98にも対応しているだろうと踏んで、このドライバをインストールすることにする。BIOSは怖いから後にしよう。

で、結果は...................

Win立ち上がったあとに
ディスプレイへの信号が切れてる〜

まさに、通販ページに書いてあった現象そのまんま。
ということはWin98をクリアインストールすれば動く可能性もあるということだが、今はそこまでする気はない。
とりあえずWindows自身はちゃんと起動しているようなので、ブラインド状態で終了する。

でも、設定ユーティリティの「PowerDetail 98 for Windows 95/98」というのは気になる。

ということで、ドライバを元に戻してこのアプリケーションだけ無理やりインストールしてみる。
手順としては、”Detail.inf”を選択して右クリックのインストールを実行すればいい。
コレでだめな場合は、

detail.inf  →  c:\windows\inf\
detail.exe・vgai2c32.dll・ksenc32.dll    →  c:\winows\system\  
detail.exe・monitor.dat   →  c:\windows\

へ各ファイルをコピーしてすればいいらしい。
この後、再起動するか、detail.exeを実行すると、タスクトレイに虫眼鏡があらわれる。左クリックで解像度の変更・右クリックで細かい設定が変更できるようだ。
この設定には、解像度、色数の変更から、各解像度でのリフレッシュレート・γ曲線どの設定が簡単に出来て非常に便利である。

この設定を良く見てみると、TVOutなるタグ発見。

ここには、今まで出来なかったTV出力時の微調整(明るさ・コンストラスト・表示位置)の項目も存在しているではないか。ということで、このユーティリティを使えば確実にTV出力できるカモと試行錯誤してみる。

結果的には、以下のの手順でTV出力が可能になるようだ。

  1. PowerDetail98の設定画面のTVOutを表示する。
  2. TVOut Onを押すと自動的に640*480 60Hzに解像度が変更される。
    (Standard:NTSC Pixel:640x480に設定しておく)
  3. 画面のプロパティのタグを表示し、設定タグの詳細をクリックする。
  4. Veriteタグを表示して、TVにチェックを入れて、更新ボタンを押す。
  5. これで、TVのPCの画面が出力される。

ちょっと手順が複雑だが、まあ確実な手順があるだけましである。


・余ったPW DX/4MCどうしようか!?

さて、いままで、メインマシンに挿さっていたPowerWindow DX/4MCだが、
このまま余らせておくにはもったいない(キャプチャー機能もついてるし...)

と、いうわけで、ダメもとで、サーバー機(さっき、Blitz2200が動かなかったマシン)にさしてみることにする。
コレで動けば、ビデオキャプチャ機能も使えるし、MPEGもそれなりに見えるから、やってみて損はないだろう。動かなければ戻せばいいだけだし。

で、挿して電源ONすると.......

ちゃんと動くやん。これ!!

なんと、何の問題もなく立ち上がり、その他のキャプチャ機能もちゃんと使えている。
ということは、このマシンのPCIリビジョンってやっぱ2.1って事なのだろうか....
謎である。

でもうごいたからいっか(爆)


さて、ついにビデオカードのBIOSの書き換えである。
はっきりいってコレは怖い。なぜならば失敗すれば2度とこのカードは使えなくなってしまう。

しかし、そんなことを心配しているようでは、こんなカードは買わないだろう。とりあえず、ダウンロードしてきたBIOSを解凍しておく。出てきたファイルは次の4つ。

4148_55n.rom 新BIOSデータ(Ver.1.48)
dos4gw.exe DOSエクステンダ
v2kprom.exe BIOS書換プログラム
v2kprom.txt 書換プログラム説明書

ちなみにBIOSのアップデートは簡単。
Dos Prompt Onlyで立ち上げて、BIOSを解凍したディレクトリへ移動し、
次のようにして実行すれば良い。

v2kprom.exe  4148_55n.rom

すると、BIOSの書き換えが開始される。
決して、DOS窓などで実行しようとしては行けません。失敗する確立が高くなります。

この書き換え中は結構あせった。

実行すると、画面がブラックアウトし、
そのうちディスプレイへの出力信号が切れる...

それが数十秒つづくとなると、まさか失敗か....という考えが頭を過る。

結局そのうちに画面が元に戻り、BIOSの書き換えを終了した旨のメッセージが出る。

ほっと一安心である。良かった.....途中でリセットしないで(ホッ)

そしてリブートして、Windowsを起動する。再度Plug&PlayでVIDEOカードを認識し、ドライバを読込む。このとき読み込んだのは以前にインストールしたWin98用のドライバであった。

つまり再起動すると......
再起動途中でディスプレイの出力信号が切れてそのまんまになる(爆)
とりあえず、裏ではちゃんとWindowsが起動しているので、

Ctrl+Esc → 上キー → Returnキー2回

でとりあえず、再起動してセーフモードで立ち上げ、現在登録されている2つのディスプレイドライバをずべて削除してから、再起動して再度認識させる。その後、再起動しないように指示すると.......

いきなりリセットがかかるしぃ(泣)

しかしその後、なぜか正常にWindows立ち上がったりして(爆)

わけわからん。
(どうやら、Win98ドライバを入れた後、一度再起動させて、ディスプレイの出力信号が切れた状態になったら、セーフモードで立ち上げて、すべてのディスプレイドライバを削除した後、しつこく再起動を繰り返していると、うまく行くことがあるようです。一度うまく行けば現象は起こらない。)

とりあえず、ちゃんとWindowsが立ち上がってから、各部をチェック。

画面のプロパティのタグを表示し、設定タグの詳細の中の color・Verite タグが無くなってかわりにBlitz2200タグが出来ている。
でもその中身はPowerDetail98の起動ボタンだけだったりして。

でも、ドライバとセットになっているだけあってPowerDetailのTVタグでTVOut ONボタンを押すだけでTV出力が可能になり、うまく行けば、解像度800x600の状態でも出力可能です。(はじめに640x480でTV出力を開始してから、SettingタグでResolutionを800x600にすれば出来ました。(画面のはじっこははみでてしまいましたが))

ちなみに、TV出力をした状態で、TVOutタグのSaveボタンを押しておけば、Windows起動時(正確にはPowerDetail98起動時)に自動的にTV出力を開始することも可能です。

 

最後にHDBENCHの結果を貼っておきます。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★                   
使用機種
Processor Pentium(MMX) 233.1MHz [GenuineIntel family 5 model 4 step 3]
解像度 800x600 65536色(16Bit)
Display Blitz 2200 (v3581)
Memory 97,280Kbyte
OS Windows 98 4.10 (Build: 1998)
Date 1999/ 3/22 21:28

HDC = Intel 82371SB PCI Bus Master IDE Controller
HDC = Creative Labs IDE controller
HDC = プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC = セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)

A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
CE = GENERIC IDE DISK TYPE46
DF = GENERIC IDE DISK TYPE80
G = GENERIC IDE DISK TYPE80
H = MATSHITA CD-ROM CR-582 Rev 109N
V = Virtual CD-ROM Drive

 ALL 浮   整  矩  円   Text Scroll DD Read Write Memory Drive
10142 13556 14396 28099 2274  8225 164  29 7241 7180 13786 C:10MB

そしてこのカードを使用してきて、問題点が一つ。
実は、このBiltz2200用のドライバを使用している状態でとWINAMPで演奏させながら、マウスを急激に動かすと、エラーも出さずに、マシンがストールしてしまうのだ(;_;)。
やはり、ドライバかなぁと思い、VERITTE2200のリファレンスドライバを入れてみると正常に動作する。やはりドライバか.......と思いつつ、さらに情報の探索をしてみる。

とりあえず、もう一度、リファレンスドライバのドキュメントについてきたショートカットKasanのページに行ってみるが、ドライバのバージョンに変更は無い。

しかし、このページ(http://www.kasan.co.kr/english/download/driver/vgacard/e_blitz2200.html)を良く見るとなにか違和感を感じる。
よく見るとこのページには、他のページへ行くハイパーリンクが無いのだ。
TOPというリンクがあるがこれを押してもこのページの先頭へ行くだけである。
(現在はリンク先が移動したため、新しくリンクを貼り直しました。今ではちゃんと、他ページへのリンクが張られています。)

このことに気づいた私は、とりあえず、
このドメインのTOPページ(http://www.kasan.co.kr/)へ行って見ることにした。
このサイトには、KereanとEnglishのページがあり、今まで見ていたのはEnglishページのようだ。ここから探索すると、
FAQBlitz2200の情報を発見

そこには

Sometimes system is down or makes some problems in use.

こ、これだぁ、と続きを良く読むと.......
ドライバとBIOSを最新のものすれば解決するとある。
ちなみに、

  • ドライバの最新版はVertion 3671。

  • BIOSはマザーボードのBIOSによって異なり、
      AMI BIOSの場合は    4148
      その他のBIOSの場合は 4158

  • となっている.......

    おやぁ〜
    たしか、このサイトにあったBlitz2200のドライバ&BIOSのバージョンは
    ドライバ:3581  BIOS:4148
    だったはず。

    再度確認しても、このバージョンに代わりは無い....????(ほえ)?????
    しかも、このページにはKasanのWebページからこれらのドライバは入手できるとある。

    そんなもんどこにあるねん

    .....散々悩んだ挙句、ふと、このサイトのTOPページにはもう一つKorean語のページ(おそらくこっちが母国語なのだろう)があることを思い出した。で、早速こちらを見てみると...

    よ、読めない......

    かろうじて、アルファベット部分は英語の単語だから読めるんだけど、それ以外はぜんぜんダメ......
    あてずっぽうに、英語のページと対応させて左側の一番下のリンクへいくと、VGA Cardという文字がいくつかあるのでそれを頼りに Blitz2200についての情報を探すと

    ありましたよ、こんなところに英語ページより新しいドライバ&BIOSが。

    ファイル名は

    である。うちのマザーボードのBIOSはAwardだから、4158のを入れれば言い訳だ。

    ところで、ドライバのINFファイルを覗いて見ると、ディスプレイの周波数の細かい指定が追加されているようだ。これで、ドライバインストール時のディスプレイへの信号が切れる状況は改善されるのかな?

    で、BIOS、ドライバをインストールしてみると......

    ドライバインストール時のディスプレイへの信号が切れるのは無くなったけど、Winampでストールする状況はあいかわらず。まあ、それ以外は安定してるから、このマシンでWinampを実行しないことにした。

    しかし....何かいけないんだろう..........ねぇ
    リファレンスドライバを使えば安定して動くんだけどもね。
    多分、サウンドカードと、マウスドライバとの相性なんだろうけど。

    ある意味究極の選択かもしれない。

    さあ、あなたならどっちにする(笑)

    結局、このカードはサーバーマシンのマザーボードを変えたついでにサーバーマシンに挿して、もう一台マシンが増えたときのために、このマシンをTVで操作できるようにしました。
    もちろんドライバはKasan純正(爆)
    (PC換太はマシン2台しか共有できないもんで、自動的にTV出力させたかったのだ)

    ちなみに、このビデオカード、私の購入したお店ではまだ売ってたから、はまりたい方はぜひどうぞ(爆)

    3Kにしては楽しめましたよ。


    さて、LinuxなどのUNIX系OSでの画像処理をするには、X Windowシステムを使用しますが、このX Windowは使用できるビデオカードをかなり選ぶという難点があります。
    で、このBlitz2200が使えるかどうか試してみました。

    Linuxで使用するX Windowシステムは X Free86 と呼ばれるものを使用します。
    で今回試したバージョンは3.3.3となっています。

    Blitz2200に使用されているビデオチップは”
    Rendition VERITTE2200”ですが、このチップが使用できるかを調べてみると、X Free86 3.3.3では ”XF86_SVGA”というXサーバ(Windowsでいうビデオドライバを含んだ画面処理システムで、DosでいうWin3.1みたいなもの[かなり意訳])が”Rendition VERITTE 2x00”をサポートしていることがわかりました。
    (ちなみに、バージョンが3.3.2の場合は、”Rendition VERITTE 2x00”は出てこないようですが、SVGAを選択すれば使用できるようです。)

    Vine Linux1.1 や、Turbolinux3.0などのLinuxディストリビューションなどでは、ビデオカードの自動認識が行われるのですが、残念ながら、Blitz2200は自動認識で失敗してしまいます。

    このため、ビデオカード自動認識で、”いいえ”を選択し、ビデオカードに
    ”Rendition VERITTE2x00”もしくは、”SVGA”を選択します。
    ビデオカードのメモリも自動認識されないのでここでは4MBを指定すればよいでしょう。

    これで、少なくともうちの環境では正常に動きました。

    ただし、TV出力は当然のように使えないみたいなので、あきらめましょう。
    もし、TV出力できる方法があれば教えてください。


    KESAN

    Blitz2200の現在の販売元です。
    Blitz2200用のドライバ・BIOSは
    ここからGET!!

    Rendition

    Blitz2200が使用しているビデオチップ”Rendition V2200”の開発元です。
    リファレンスドライバもここにあります。

    otto

    秋葉原で私がBlitz2200を購入した場所(otto秋葉原2号店)です。
    ラオックスのコンピュータ館の道路を挟んで反対側、
    チチブデンキのある建物の2階にあります。

    COMPUTER SHOPPER JAPENの特集記事

    COMPUTER SHOPPERの特集記事です。
    Blitz2200の解説と同時期発売のビデオカードとの比較を行なっています。


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