ESXiの仮想マシンのハードウェアバージョンのダウングレード

ESXiの仮想マシンで誤ってハードウェアバージョンをあげてしまった場合、
そのとき仮想マシンを動かしていたESXiのバージョン以下のESXiで動かせなくなってしまいます。

公式には、以下の方法でダウングレードするとなってます。

  • 仮想マシン ハードウェアをアップグレードする前に作成したスナップショットに戻す
  • VMware vCenter Converter Standalone を使用して、[ターゲットの指定] ウィザードで必要な仮想ハードウェア バージョンを選択してコンバート
  • 必要なハードウェア バージョンで新しい仮想マシンを作成し、仮想マシンから既存のディスクを接続。

ハードウェアバージョンをあげる前にスナップショットを取っている場合は戻すだけですが、他の2つを選択した場合でも、いままでのログや稼動情報が消えてしまいますし、ダウンタイムがかなりとられます。

この場合の裏技ですが、実は、ハードウェアバージョンをあげる作業というのは、仮想マシンの定義ファイル(.vmx)のあるパラメータを書き換えているだけだったりします。

ですので、.vmxファイルを直接書き換えれば、ダウングレードできてしまいます。

該当するパラメータは、以下とおりです。

  • virtualHW.version = “11”

この”11″を該当するHW番号に書き換えて保存し、
仮想マシンの編集などをせずにそのまま仮想マシンを起動します。

書き換えるハードウェアバージョンは以下のURLが参考になります。

ESXi/ESX ホストおよび互換性のある仮想マシンのハードウェア バージョンのリスト (2020181)

すると、書き換えた内容が認識され、ハードウェアバージョンがダウングレードされて起動します。

アンサポート的な作業ですが、覚えておくといざとなってときに便利です。

 

 

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Z800からZ820へのESXi環境移行&リソース増強完了

先月中旬にマザーボード不良で突然死したHP Z800ですが、
後継機種であるHPZ820を調達し、拡張パーツの移植を行い、一旦暫定対応し、
必要なパーツを取り寄せてどうにか、ハード的に復旧&リソース増強が完了しました。

主な仕様と変更点は以下のとおり

HP Z800 WorkStation HP Z820 WorkStation 備考
CPU Xeon x5690  Dual
[Westmere EP]
(6コアx2CPU, 2.7GHz,)
Xeon E5-2687W     Dual
[Sandy Bridge-EP]
(8コアx2CPU, 3.10GHz)
冷却方式 水冷モデル 水冷モデル
MEM 192GB
(DDR3 Registerd 1333MHz 16GB*12)
256GB
(DDR3 Registerd 1333MHz 16GB*16)
ただし、Z820は1333MHzメモリは未サポート
ストレージアダプタ SATA 3Gbps 6ポート
SAS    3Gbps 8ポート
SATA 6Gbps 2ポート
SATA 3Gbps 4ポート
SAS   6Gbos 8ポート
ストレージ
(VMFS領域)
SSD 960GB
SSD 960GB
SSD 240GB
SATA 4TB x 3
SSD 960GB
SSD 960GB
SSD 240GB
SATA 4TB x 3
一部領域をNexentastorでNFS領域として提供
(RSIDZ 2TBx3で実効領域約4TB)
ストレージ
(NFS仮想マシンへ直結)
SAS 300GB x4 SSD 120GB
SSD 120GB
SSD 480GB
SATA 8TB x4
Nexentastoreでnfs領域を提供
RAID10(8TB x4、j実効領域約16TB)
Logデバイスとして120GBx2
Cacheデバイスとして480GB
NIC GB ether x2
Gb ether x1
GB ether x2  (E1000e,E1001e)
Gb ether x1  (E1000)
2ポートは通常ネットワーク用
1ポートはストレージネットワーク用
Graphiceボード Quadro 4000 Quadro 4000
Quadro K2000
Quadro 4000はブート兼、vSGA用
Quadro K2000はvDGA用(予定)
USBポート USB 2.0 (内蔵) USB 2.0 (内蔵)
USB 3.0 (内蔵)
USB 3.0 (増設)
増設USB3.0ボードはUSB3.0RX4-P4-PCIEで、仮想マシンに直結
OS ESXi 5.5U2 ESXi 5.5U2 ESXi 5.5 U3にアップ予定

こんな感じになりました。

Z800とZ820は、後継機種だけあって、内部仕様やベイの数がほぼ同じなので、その点は楽でした。
ただ、ストレージアダプタのうち、SATA4ポートの認識がZ800と異なっており、ESXi上でHDD上のVMFS領域がそのままマウントせずに、調整が必要だったのが少し大変でした。

これで、もう少し戦えます。

 

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厄除け & おかいもの (2018/05/01)

なんかここ半月ぐらいで、お家のいろんなものが壊れまくっている

  • 送風機
    電源入れても起動せず
    ->予備機と交換
  • サーバ(HP Z800:メインESX)
    仕事から帰ったら電源落ちてた。どうやらマザーボード不良
    ->HP Z820を購入し、Z800から拡張パーツを移植するニコイチ修理で回復
  • サーバ(NEC GT110b:サブESX)
    Z820への換装完了後再起動したら、OS立ち上がらず。BIOSでSATAコントローラ認識してない。
    ->予備のNEC GT110bを引っ張り出してきて、ニコイチ修理で回復
  • hdd1台(WDC WD40EFRX)
    ZFSによるRAIDで使用していたがエラーがでてFAULTED状態に。業務影響なし。
    ->同型HDDをAmazonで購入し、交代して対策
  • 部屋の上の蛍光灯照明器具
    紐を引っ張っても、明かりが消えず・・・寝たいんですけど。
    ->引越しのときにあまっていた蛍光灯照明器具と交換。

が、一斉にではなく、1つづつ壊れていっている状況。
既に全部復旧済みですが、 あまりに故障がつづくので、ちょっと神田明神にお参りにいって、「招福除災」のお守りもらってきましたのでマシンルームに飾っておきました。

 

ついでに、秋葉原でお買い物

今回の収穫物

 

ついでに、本日5/5頃に到着予定だったメモリが、5枚ほど到着しました。
DDR3 Registerd 16GB(PC3L-10608R-09-11-E2-03)

4枚をいまZ820に入っている8GB 4舞と交換して、残りは予備予定。
これで、Z820のメモリが256GBになります。

 

さて換装しよっかな

 

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