ESXi5.5でのFirePro W7000用vSGA環境構築


HP Z820(ESXi5.5U3)に、FirePro W7000を接続して、vSGA環境構築して見ました。
(vSGAについてや、vSGA for Quadro4000 については、こちら)

このHP Z820(ESXi5.5)は既にQuadro 4000でvSGAを使用していましたが、
ESXI6.0になるとQuadro 4000がvSGAデバイスとして使用できなくなりますので、
ESXi5.5の今のうちに動作するかを確認してみます。

なお、HP Z820は公式にFirePro W7000をサポートしているので、そのあたりは安心の構成です。

まずは、ESX5.5を動かしているHP Z820に刺さっているQuadro4000を取り外しし、そのスロットにFirePro W7000に差し替えして、ESXi5.5を起動します。

起動後のW7000の認識は以下の通り

 

「Module Name: None」となってるので、ドライバは読み込みされていません。
まだ、ドライバを入れていないので当然といえば当然ですが。

 

では、ドライバを導入します。
メンテナンスモードにして、ESX5.5用のドライバである以下のドライバを導入します。

esxi5.5用
https://support.amd.com/en-us/download/workstation?os=VMware%20vSphere%20ESXi%205.5#pro-driver
vSGA用ドライバ
fglrx-12103.1135534-1oem.550.0.0.1331820.x86_64.zip

VIBファイル名
「fglrx-12103.1135534-1OEM.550.0.0.1331820.x86_64.vib」

なお、–no-sig-checkをつけないでインストールしようとするとエラーになったので、
オプションをつけて、再実行しています。

再起動は不要となっているようなので、この状態でもう一度ドライバ読み込まれているか確認します。

まだ、ドライバは読み込まれていないようです。
ではインストールしたドライバ名を確認(fglrx)して、強制ロード、再度確認してます。

「Module Name: None」ですので、まだ読み込まれていませんね。
ESXi5.5を再起動してみます。

「Module Name: fglrx」となって、ドライバが読み込まれました。

では、gpuvmで状態を確認してみます。

FirePro W7000はメモリ4GB搭載していますが、ちゃんと認識しています。

ためしにこの状態で仮想マシンを起動して、ログを確認してみます。

仮想マシン起動時に、GPUにアクセスしている形跡がありますね。
ちゃんと、仮想マシンから、vSGAデバイスとして使えているようです。

WebClientから確認してみると、ちゃんとvSGAデバイスとしてGPUを認識しています。
Pitcairn XT GL(AMD)でタイプsharedとなっているのがW7000のようです。
もう一枚NVIDIAQuadro K2000がタイプDirectで認識していますが、後でvDGAで試を予定のものです。この時点では既にESXiカーネルからは切り離されているものです。

これを見て、あれ?っと思った方もいるかもしてませんが、
本来vSGAを使うためには、vSGAで使用するGPUとは別に、ESXiコンソール用にもう一枚VGAカードが必要です。
ただ、この構成でも、ESXiコンソール画面上にちらつきやノイズが出ることがありますが、とりあえず動いているようです。もちろん推奨は出来ませんが。
(Quadro4000のときも同様でした。)

 

なお、Quadro4000のときと比べると、NVIDIAGPU用のGPUの負荷や温度などを調査出来る「nvidia-smi」コマンドが使用できないため、標準ではこのあたりの情報は取得できないようです。

Web Clientにもそのような項目はないようです。

このあたりはLinux用のコマンドである「aticonfig」や「radeontop」コマンドをESXi用に用意できればもしかしたら取得できるかも知れませんが、現状そのようなものは見つかっていません。もう少し調査してみます。

 

さて、後はESXiを5.5から6.0にあげれば、なんとか一連の作業は完了しそうです。

 


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