VMware(ESXi)監視に対応した、Zabbix2.2がついに正式リリースしました。
インストールはCentOS版が簡単そうだったため、
Walbrix上のCentOS6.4アプライアンスでZabbix2.2を立ててみました。
WalbrixのCentOS6.4はすでにLAMP(Linux Apache MySQL PHP)+SMB環境が整っているのとダウンロードサイズも最小限(126.7MB)で構成されているためこれをベースにします。
たぶん、早い方なら
CentOS6.4のデプロイからZabbix起動まで、30分から1時間ぐらいで構築できるんじゃないでしょうか?
通常のCentOS6.4でも、LAMP系のインストールを追加すれば、手順は同じはずですが・・・・
インストール手順は以下の通り
Walbrixについては、こちら
参考:
Walbrix使ってみた。
Walbrix on ESXi5.0 のインストールメモ
インストール手順メモ
・Walbrixコンソールから、CentOS6.4をデプロイ
CentOS6.4
ダウンロード容量 126.7MB,最低HDD容量2GB最低RAM容量96MB
とりあえず、名前はzabbix2.2,HDD2GB,メモリ256MBで起動
(割り当てたHDD容量は、HDD全体用量が余っていればあとでも増やせます。)
・Walbrixコンソールに接続し、rootパスワード変更およびIPを固定
ログインは、root/<Walbrixのシリアル:標準はWBFREE01>
必要に応じて、rootパスワード変更
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passwd |
IPアドレスの固定
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vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 DEVICE=eth0 TYPE=Ethernet ONBOOT=yes NM_CONTROLLED=yes BOOTPROTO=dhcp ↓ DEVICE=eth0 TYPE=Ethernet ONBOOT=yes NM_CONTROLLED=yes BOOTPROTO=none IPADDR=192.168.0.153 NETMASK=255.255.255.0 GATEWAY=192.168.0.1 DNS1=192.168.0.1 DEFROUTE=yes |
リブート
1 |
reboot |
ここからは固定化したIPを使ってアクセス
ブラウザやエクスプローラでアクセスできることを確認
(すでにLAMP構成やSMB設定がされています。)
http://192.168.0.153/
\\192.168.0.153
コンソールに接続(sshでログインでも可。文字コードはUTF-8に設定)
SELinuxがDisableであることを確認
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# cat /etc/sysconfig/selinux SELINUX=disabled |
ファイアーウォールが稼働していないことを確認
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# service iptables status iptables: ファイアウォールが稼働していません。 |
以下を参考に、ZABBIX2.2のインストール
https://www.zabbix.com/documentation/2.2/manual/installation/install_from_packages#red_hat_enterprise_linux_centos
Zabbixレポジトリの追加
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# rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.2/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.2-1.el6.noarch.rpm |
Zabbixのインストール
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# yum -y install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-agent zabbix-get |
初期DBの作成
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mysql -uroot Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g. Your MySQL connection id is 2 Server version: 5.1.67 Source distribution Copyright (c) 2000, 2012, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its affiliates. Other names may be trademarks of their respective owners. Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement. mysql> create database zabbix character set utf8; Query OK, 1 row affected (0.00 sec) mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by 'zabbix'; Query OK, 0 rows affected (0.01 sec) mysql> exit Bye [root@zabbix2 ~]# |
初期スキーマとデータのインポート
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cd /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.2.0/create mysql -uroot zabbix < schema.sql mysql -uroot zabbix < images.sql mysql -uroot zabbix < data.sql |
Zabbix serverのコンフィグを変更
DBPasswordの設定と、VMware連携をするための設定を実施
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# vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf # DBPassword= ↓ DBPassword=zabbix # StartVMwareCollectors=0 ↓ StartVMwareCollectors=10 |
タイムゾーンの設定
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vi /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf # php_value date.timezone Europe/Riga ↓ php_value date.timezone Asia/Tokyo |
Zabbixサーバ起動
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service zabbix-server start service zabbix-agent start service httpd restart |
Zabbixサーバ起動にアクセスし初期設定
http://192.168.0.153/zabbix
1.Welcome
Next
2.Check of pre-requisites
OKなことを確認しNext
3.Configure DB connection
Database type MySQL
Database host localhost
Database port 0
Database name zabbix
User zabbix
Password zabbix
Test ConnectionでチェックしてNext
4.Zabbix server details
Host localhost
Port 10051
Name
そのままnext
5.Pre-Installation summary
内容を確認しNext
6.Install
created:OKなことを確認しFinish
ログインする。
デフォルトは、admin/zabbix
Zabbixが正常に起動を確認したら、自動起動を設定
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# chkconfig zabbix-server on # chkconfig zabbix-agent on |
メッセージを日本語化&Adminパスワード変更
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Administration -> Zabbix administratorsの行のUsers -> Adminにて LanguageをJapanese(ja_JP)に変更 パスワードもここで変更可能。 Saveで保存すると、日本語表示になります。 |
グラフ表示用日本語フォントの設定
この状態だと、グラフで日本語が化けるので正しく表示できるようにします。
以下コマンド1つでOKとのことです。
yum -y install zabbix-web-japanese
日本語フォントをコピーする必要があります。
http://ipafont.ipa.go.jp/ipafont/download.htmlから、IPAゴシック(ipag.ttf)をダウンロードして設定します。
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cd wget http://ipafont.ipa.go.jp/ipafont/ipag00303.php yum install unzip unzip ipag00303.zip cp ipag00303/ipag.ttf /usr/share/zabbix/fonts/ |
次のファイルのフォント設定を変更します。
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vi /usr/share/zabbix/include/defines.inc.php define('ZBX_GRAPH_FONT_NAME', 'graphfont'); // font file name ↓ define('ZBX_GRAPH_FONT_NAME', 'ipag'); // font file name |
監視データ->グラフにて、日本語が化けていないことを確認します。
動作確認
設定->ホスト->Zabbix Serverでステータスを無効から有効に変更
少し待って、Zマークが緑色になれば、Zabbix Agentと接続できたことが確認できます。
これで基本的なインストールは完了。
SNMP連携に関しては、まだ調査中なので、もう少し追加になるかもしれません。
なお、インストールが終わった段階で、
仮想アプライアンスに2GBのHDDを割り当てた場合で、
ディスク使用率は45%程度となります。
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Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/xvda1 2086912 937584 1149328 45% / tmpfs 126516 40 126476 1% /dev/shm |
あとは、設定->ホスト->ホストの作成から、新規ホストを追加したり出来ます。
設定->ディスカバリで、Zabbixサーバからのサーバ自動登録条件を設定することもできます。
設定した後は、
設定->アクションで、イベントソースをディスカバリに変更し、
ディスカバリで見つかったサーバに対する、アクションを登録することで、自動登録できます。
今回の個人的な目玉である、VMware(ESXi)連携については、
基本的には、以下の通り設定すればOKです。
https://www.zabbix.com/documentation/2.2/manual/vm_monitoring
実際に、ESXiサーバ名のホストグループの中に、自動的に仮想マシンが追加され、
稼働情報を取得できているようです。
さて、これからいじくりまわします。
この辺が参考になりそう。
http://www.sraoss.co.jp/technology/zabbix/introduction/01-firststep.php
続き
Zabbix 2.2 on CentOS 6.4 on Walbrix インストールメモ その2(Detect operation system)