WMIでWindowsの情報取得するのに便利そうなツール・情報


Windowsの管理インターフェースであるWMI (Windows Management Instrumentation)から
値を取得する方法を調べていて、いくつか便利そうな情報を見つけたのでメモ

  • WMIC コマンド
  • WMI テスト (wbemtest)
  • WMI コントロール (wmimgmt.msc)
  • WMI Administrative Tools
  • WMI Query
  • WQLについて(参考URL)

WMIC コマンド

Windows標準ツール
コマンドラインから、WMIにアクセスできます。

サービス一覧の場合、以下のコマンドで表示できます

条件や、表示する項目を限定させることも可能です。

上記ServiceはAlias(別名)なので、WMIのクラスパスで指定した場合は以下のように指定します。

Windowsであれば、別途インストールしなくても使えるので便利ですが、WQLでのアクセスではないので、少し勝手が違います。

Linux用のwmicについては、こちらを参照してください。

 

WMI テスト (wbemtest)

Windows標準ツール
このツールを使用すると、WMI 名前空間への接続、クラス定義の確認、そしてクラスのメソッド実行をテストすることができます。また、MOFCOMP で CIM レポジトリに登録された情報を削除することもできるとのこと。
コマンドプロンプトで wbemtest<Enter> を入力すると、WMI テストが立ち上がります。
たぶん開発者向け。

単純に各インスタンスのプロパティを表示させる場合は、以下の手順を実行すればよいようです。

    • 接続ボタンで、名前空間に「root\cimv2」を指定し、接続
    • クエリボタンで、表示したいクエリを入力して適用
      例[WQLの場合、「Select * From Win32_Service」でサービス一覧]
    • 詳細を表示したいインスタンス(オブジェクト)をダブルクリック
    • プロパティとして、詳細情報が表示されます。
      MOFの表示で、テキストとしても取得できます。

wbemtest

 

WMI コントロール (wmimgmt.msc)

Windows標準ツール
WMI の構成と制御を行うツールです。
WMI データベースのバックアップと復元、WMI サービスに対するアクセスのセキュリティ設定を行うことができます。
コマンドプロンプトで wmimgmt.msc<Enter>を入力すると WMI コントロールが立ち上がります。
ただし、WMIデータにアクセスする機能はありません。

 

WMI Administrative Tools

MS提供ツール
このツールは Microsoft 社のウエブサイトからダウンロードしてインストールできます。
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=24045
WMI Tools は以下の 4 つのコンポーネントから構成されます。
– WMI CIM Studio
– WMI Event Registeration
– WMI Event Viewer
– WMI Object Browser

実際にWMI のクラスに対してアクセスして、
クラス定義やデータを表示させることができます。
(IE上で表示させないとうまく動作しないようです)

 

WMI Query

個人作成
このツールは Vectorからダウンロードできます。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se477357.html

WMI Administrative Toolsの超簡易版のようなもので、WMI のクラスに対して、SQL for WMI( WQL ) を使ってデータ表示することができるツールです。

非常に軽く、使いやすいので非常に重宝しています。
別サーバへのアクセスも簡単にできますのでお勧めです

wmiquery

 

WQLについて

WQL (WMI Query Language)  は WMI (Windows Management Instrumentation)専用の検索言語です。
データベースで使用する SQL (Structured Query Language) に似ていますので、
SQL をご存知の方であればあまり違和感なく使用できると思います。
WMIC コマンドで Win32_LogicalDisk からすべての属性値を取り出す場合は「PATH Win32_LogicalDisk」、例えばディスクの名前とそのサイズと取り出す場合は「PATH Win32_LogicalDisk GET Name,Size」としますが、
WQL を 使 用 す る と 「 SELECT * FROM Win32_LogicalDisk 」 、 「 SELECT Name,Size FROM WIn32_LogicalDisk」 となります。

 WQLについては以下あたりが参考になります。

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