Wyseのシンクライアント、ゼロクライアントのHorizon7対応で試行錯誤してみた

Horizon7になって、TLS1.0が無効なったりして、各セキュリティ対策がされた結果、
シンクライアントやゼロクライアント端末で接続できないケースがあります。

ちょうど手元に以下の端末があったので、いろいろ試してみました。
(今なら秋葉原でADアダプタ付きで500円で買えます。)

・Dell Wyse 5030 PCoIP Zero Client
・Dell Wyse C10LE シンクライアント

Dell Wyse 5030 PCoIP Zero Clientの場合

Dell Wyse 5030 PCoIP Zero Clientは、その名前の通り、PCoIP特化のZeroクライアントとなる。
ただし、Horizon 7のConnection Serverには接続できるが、各VDIに接続しようとするとエラーになります。

この場合、最新のファームウェアにアップデートすることでHorizon7環境でもアクセス可能になる。

最新ファームウェア
https://www.dell.com/support/home/jp/ja/jpbsd1/drivers/driversdetails?driverid=v9w0h

tera2_5-5-1_fw-r5_5@46605.zip

更新方法としては、起動後にIPアドレスを確認したうえで、
通常PCのブラウザでそのIPアドレスにアクセスすると、ログイン画面となるのでログインします。
その際のパスワードですが、デフォルトでは「Administrator」となるようです。

その後、Webインターフェイス経由で、ダウンロードしたファームウェアを送信することで、アップデート可能です。

詳しい手順はこちら参照。
Dell Wyse 5030 PCoIP Zero Client User Guide
https://www.dell.com/support/manuals/jp/ja/jpbsd1/wyse-p25/5030_zero_client_ug/system-specifications?guid=guid-c800db16-53df-4471-b734-c22b225c84c0&lang=en-us

Dell Wyse C10LE (Cx0)の場合

ICAやRDP接続接続は可能だが、Horizon 7のConnection Serverに接続しようとする時点で、以下のようなエラーとなり接続できません
「error ERR_SSL_BAD_HEADER_VERSION」

しらべてみるとHorizon 7 対応は、8.3以降の模様(ただし接続はRDPになってしまう模様)

イメージは正式なURLではありませんが、以下からダウンロード可能

https://www.technicalhelp.de/downloads/

・C10LE-8.0_037-128-Merlin (C10LE-8.0_037-128-Merlin (3).zip) 8.0_037 へのUSB Install Image用ファイル
・C10LE 8.0_512(C10_wnos_2)  8.0_512 へのイメージ更新用ファイル
・C10LE 8.3_109 (C10_wnos)     8.3_109 へのイメージ更新用ファイル

7.1_033から8.0_037へのアップグレードは、DellWyseUSBImagingToolでUSBを作成し、OSアップデートします。
https://www.dell.com/support/article/jp/ja/jpdhs1/sln289677/wyse%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%ABusb%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%92%E4%BD%9C%E6%88%90%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95-%E8%8B%B1%E8%AA%9E?lang=ja

参考

DellWyseUSBImagingToolのダウンロード先
https://downloads.dell.com/wyse/USBFT/2.1.0.12/

これ以降の更新、8.0_037から8.0_512、8.0_512から8.3-109に変更する場合は、
以下のドキュメントの通り、FTP経由でのアップデートとなります。
ただし、この更新はシンクライアントの電源を落とすとなくなってしまいますので、注意が必要です。
なお、8.0_037 -> 8.0_512 -> 8.3-109と順番に起動しないと8.3-109更新時に「Invalid File Format」と表示され、OKをクリックすると更新はされて接続できるようになりますが、電源を一度落とすとバージョンが戻ってしまいます

更新手順としては、以下のURLを参照です。
https://vditoolbox.files.wordpress.com/2017/09/wtos-ftp-http-https-ccm-upgrade-methods-rev-k-kb10566.pdf

\wyse\wnos.ini
中身の例としては以下の通りです。
Autoload=2
Signon=0
FactoryDefault=Yes
Language=jp

(wnos.iniの書式については以下が参考になります。)
(https://www.yumpu.com/en/document/read/58947863/wtosdell-wyse-thinos-83-and-thinos-lite-23-hot-fix-rn)

\wyse\wnos\C10_wnos.jp
ダウンロードした8.3_109 へのイメージ更新用ファイルを配置
(ファイル名最後の.jpは日本語キーボードを設定している場合に必要みたいです。)

なお、USBからブートするための変更でC10LEのBIOSの入り方などは以下のような記事が参考になります(BIOSパスワードは「Fireport」のようです。)。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1184754.html

カテゴリー: 未分類 | 2件のコメント

HP Workstaion Z820,Z620,Z420 のファームウェアダウングレード方法

ファームウェアのダウングレードしようとしたら、現在よりもバージョンが古いと更新しようとしても、スルーされてしまい困った。

で色々調べたら、強制的にダウングレードする方法がわかったので、メモです。

どうやら、Fail-safe BootBlock Recovery Modeというものがあるらしく、強制的にUSBメモリ上のBIOSで起動する技あるみたいです。(「Crisis recovery jumper」ジャンパによるモード切替)

https://h30434.www3.hp.com/t5/Business-PCs-Workstations-and-Point-of-Sale-Systems/Crisis-Recovery-Jumper-Z620-Z420-Z820-Revealed/td-p/6658619

 

Google翻訳の結果だけど、こんな感じです。

1.ZX20ワークステーションには、マザーボードへのBIOS .binファイルのロードを強制するために使用することができるマザーボードヘッダE15があります。この3ピンジャンパの位置は、テクニカルマニュアルに部分的に記載されていますが、Z420 / Z620のほぼ同一のマザーボードの位置は、Z820マザーボードの位置と同じです。 Z220 SFFとCMTのマザーボードには2つの異なる位置があり、それらはマニュアルに文書化されています。再起動とコールドブートには大きな違いがあります(電源が完全に切られた状態から)。以下の指示に正確に従ってください。
2.ワークステーションの電源を切り、電源コードを抜きます。
3.ジャンパ位置をブリッジピン1-2(デフォルトの状態)からブリッジピン2-3(危機の回復位置)に変更します。 Z420 / Z620 / Z820では、E15マザーボードヘッダは一番下のPCIホワイトコネクタと次に上のPCIeブラックコネクタの間にあります。 1番ピンは左端(ワークステーションのバックプレーンに向かって)です。[注意:ピンの状態について修正しています]
4.ターゲットのBIOS .binファイルがドライブの最上位にある非NTFSフォーマットの小型USB2ドライブを用意し、それをワークステーションの最前面のUSB2ポートに差し込みます。後部のUSB2ポートも使用できます。 USB3ポートを使用しないでください。 Z420 / Z620バージョン1および2ワークステーション用の現在の4/18 BIOSの場合、BIOSは3.92で、サムドライブにある.binファイルはJ61_0392.binという名前になります。これは、BIOS SoftPaqから自動的に解凍し、Cドライブのルートレベルに作成されたSWSetupフォルダに移動してから、SWSetupに作成されたソースSP84163フォルダに移動し、そのDOSフォルダに移動することによって取得できます。そこにあり、その.binファイルをコピーします。フォルダ表示タブのコントロールパネルで、既知のファイルタイプの拡張子を隠すのをやめて、見つけやすくすることができます(この設定は常にオフになっています)。
5.電源コードを接続し、電源を入れて、しばらくお待ちください。USBスティックが点滅し、ワークステーションから7つの赤いランプが点滅するのを確認します。今待って….ワークステーションは自動的に再起動します、何も触れないでください!
6.再起動してUSBスティックが点滅し、赤いライトが点滅します(ただし今回は8)。その後数秒後にワークステーションのライトが青くなり、BIOSがオンになります。まだタッチしないでください。
7.ワークステーションが再起動し、BIOS画面が表示されます。今すぐUSB STICK OUTを引くと、BIOSファームウェア自体がフラッシュします。
8.これでワークステーションは自動的に再起動し、9回点滅してから自動的に自動的に終了します。
9.電源コードを抜き、忘れずにリカバリージャンパーをデフォルトの位置に戻します(ピン2-3を繋ぐ)。つまり、プロセスを開始する前に見つけたピンの一番右端に戻します。
10.電源コードを接続し、電源を入れてBIOSの設定を復元すると、BIOSは正常に動作するようになります。

 

注意としては、USB2.0のUSBメモリを利用すること。USB3.0のUSBメモリだとうまくいきませんでした。あと、FATかFAT32でフォーマットしてください。

また、上記にも書かれていますが、ワークステーションの最前面のUSB2ポート(3つあるうちの一番上)にUSBメモリを刺す必要があります。USB3.0だと認識しません。

それと、ビデオカードを複数枚さしている場合は、1枚にしてやったほうがよさそうです。
Step7で画面にUSBメモリに入れたBIOSで起動し、その後そのバージョンでBIOS更新が行われます。私の場合、電源OFF後に自動的に起動してしまうため、画面で確認したいと、電源OFFするタイミングがわからなくなります。

 

参考
https://www.manualslib.com/manual/626336/Hp-Z220-Sff.html?page=45#manual

カテゴリー: 未分類 | コメントする

CPU脆弱性のMeltdownとSpectre対策のチェック方法

【InSpectre】MeltdownとSpectre対策のチェック方法

このツール便利。

 

主導での制御方法はこちら参照

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4073119/protect-against-speculative-execution-side-channel-vulnerabilities-in

カテゴリー: 未分類 | コメントする