G400/G450/G550  FAQ

INDEX

(Q1〜Q50 Q51〜Q100 Q101〜Q150 Q151〜Q200 Q201以降)


Answer:

Q51.G4x0でDVD再生支援機能が使用出来ません。


Matroxでは、G400はDVD再生支援機能を搭載していると発表していますが、DVD再生支援機能の代名詞であるMCやIDCTをサポートしているというのではなく、単にスケーリング(拡大したときにきれいに見せる機能)と色空間変換機能(YUV→RGB)という機能を持っているに過ぎません。
(どちらかというとDVD再生支援というよりは動画再生支援に近いものです。)

このため、PowerDVDなどでいうDVD再生支援機能は、MCやIDCTのことを示しているので、これを使用することは出来ません
(項目のチェックが出来ない)。

しかし、それなりのCPU(Pentium!!!等)を使用していれば、G400付属のMatrox DVD Playerでも、最新コア+SSE+オーバーレイで使用すれば十分きれいにDVD-VIDEOを再生することが出来ます。(DHであればTV出力も可能です。)
Matrox DVD PlayerのカスタマイズはQ41を参照して下さい。

Q52.G400とOffice97の組み合わせでエラーが出るのですが?


Win9x用Ver5.2x系のG400のドライバを使用している場合、Office97に含まれるOfficeアシスタント(あのイルカが泳いでるやつです)のアニメーション時にエラー(一般保護エラーや、0除算エラー)が発生する場合があるようです。

解決策としては、

  • Ver5.2x系以外(Ver5.1x,Ver5.3x以降)のG400ドライバ(PowerDesk)を使用する。
  • Officeアシスタントを使用しない。(Office\Actorsフォルダを削除してイルカを消す。)

等があるようです。
また、Office97のサービスリリース2を当てたり、セーフモードでG400のドライバを入れ直したら解決したという報告も上がっています。

しかし、これがG400ドライバ側の不具合だとすると、なぜVer5.20がMicrosoft WHQL Cerified Driverとして合格できたのでしょうか(謎)。
やっぱ、Office97側の不具合なんだろうか・・・・・

Q53.G400DHで、TV出力だけでマシンを操作することは可能ですか?


G400のBIOSをTV出力可能版に書き換えて、DH設定をClone設定とすれば、DOS画面及びWINDOWS画面の両方をTV出力することが可能ですので、マシン操作は可能です。
ただし、英語モードの状態でDOS窓の全画面にすると、同期がとれなくなる場合があるので注意して下さい。
("JP"と入力すれば直ります、そのあと"US"で英語モードにして下さい。)

ただし、小さな文字をTV出力したときにはかなり見づらくなりますので、解像度を下げるか、
DualHead Zoom や PowerDeskNav などの画面拡大ツールを活用すると良いかもしれません。

TV出力を行うためには、G400のBIOSのアップデート方法を参照してください。

Q54.TurboGLドライバがうまく使用できません。


PowerDesk5.30から、標準のOpenGLドライバに加えてTurboGLドライバが追加されました。

このTurboGLドライバは特定のゲーム用に性能をあげた、OpneGL用ドライバです。

ただし、このバージョンのTurboGLドライバを使用するためには、Pentium!!!または、Athronを使用していることが条件です。
また、OSがWin98以降で有ることが必要のようです(SSEやEnhanced 3DNowを使用するため。)

PowerDeskのインストール時に条件に合っていれば、インストールするかの問い合わせがあります。
この条件を満たしていない。もしくはインストールをしなかったときには標準のOpenGLドライバとなります。

なお、このTurboGLドライバには、Matrox TurboGL Managerが付属しています。
(c:\windows\systemにインストールされます。)

このマネージャによって、TurboGLによってサポートされるアプリケーションの検索や、TurboGLドライバのバージョン確認などが出来ます。

−−−−−−−−

TurboGLの1.30.002がPDとは別にアップされています。−>MURCからダウンロードできます。
PDの5.50以降で使用できるそうです。


このバージョンでは、なんとPentium II, Celeron , K6 II , K6 IIIでも使用できるようになったとのことです。
サポートゲームも
TurboGL1.00でSin, Heretic II, Hexxen II, Unreal Tournament
TurboGL1.30でTribes,TreadMarksの対応が増えて

- Quake II 
- Quake III official demo 
- Quake III Retail 
- Half-Life 
- Half-Life : Opposing Forces 
- Unreal 
- Unreal : Return to Napali 
- Heretic II 
- Hexen II 
- Unreal Tournament
- TreadMarks
- Tribes

となってなっています。
TurboGLを使用するときは、マザーのBIOS設定で、AGP aperture size 256 MBを指定したほうがよいようです。
PD5.30以降で使用でき、Windows98専用とのことです。(TurboGL1.30はPD5.50以降で使用できるとのことです。)

PDの5.50βから5.52及び6.00βまでは、TurboGLは入っていないので、別途インストールしてください。

ただし、最近のドライバではTurboGLはサポートしないとリリースノートに明記されています。
このような場合は使用できるか分かりませんので試すのであれば自己責任でお願いします。

なお、早速にTurboGL1.30.002用の日本語化パッチがシバさんのホームページにアップされています。
いつもながらすばやい対応です。−>Q87参照

Q55.MGA G200,G400PIN File AutoCreatorがうまく起動しません。


MGA G200,G400PIN File AutoCreatorはうさぎ家さん作のG200・G400のPINファイル作成支援ソフトです。PINファイル修正用のバッチファイルの生成も可能です。

起動時に、”欠落ポート6883にリンクされています”と表示され起動できない場合があります。

これは、C:\WINDOWS\SYSTEMにある"MFC42.DLL"のバージョンが古いと発生します。

yukinariのホームページ からMFC共有DLLセットアッププログラムをダウンロード・実行することによって解決できるようです。

また、同じうさぎ家さん作のG400 PinFile Editor 1.0 でも起動できない場合があるので、上と同じ対応を行ってください。
[現在はこのアプリケーションの配布は終了しています。]

Q56.G400 Utilityがうまく動作しません。


0G400 Utilityはシバさん作の主にG400に関するレジストリで設定する部分のカスタマイズツールです。
G4set.exe/G200clk.exeを使用してのオーバークロッキングも可能です。
PINファイルの簡易変更機能もあります。
詳しい解説はミルの犬小屋 With G400遠洋漁業組合さんが紹介されています。

G400 UtilityはG400を使用しているならまさに必須のユーティリティです。

G400を使用するためにはいくつかのコツがあります。(Ver1.10の場合)

  1. G400 Utilityのインストールは、ダウンロードした圧縮ファイルを任意の場所に解凍するだけですが、このディレクトリ名に”Program files”のようにスペースが含まれていると、チップ使用タグ&PINファイル簡易修正機能等がうまく動作しません。
    インストールするディレクトリ名にはスペースを含まないものを使用しましょう。
    V1.10で解決済み
    ただし、V1.10ではRootディレクトリにG400 Utilityをインストールされていると誤動作を起こしてしまいます。
    サブディレクトリにインストールしてあれば問題ありません。

  2. G400のドライバをインストールしてから初めてG400 Utilityを起動したとき、レジストリタグの各レジストリチェックボックスがすべてチェックが入っていない状態となっています。初めてのG400 Utilityの起動時には、一般タグのレジストリのお手軽設定で初期設定ボタンを押して、初期状態にしましょう。

  3. チップ仕様タグには、使用中のG400カードの仕様が表示されますが、これを表示するためには"PROGBIOS.EXE"を使用して、PINファイルを取得しなければなりません。この"PROBIOS.EXE"は、G400の付属CD、もしくは、Matroxのサイトからダウンロードした最新BIOSのファイル内にあります。
    このPINファイルの取り込み時には"PROGBIOS.EXE"の場所を指定しますが、この"PROGBIOS.EXE"がおいてあるディレクトリ名もスペースが入っているとうまく動作しません。(g400.txtが開けない旨のメッセージが表示される。)V1.10で解決済み
    また、"PROGBIOS.EXE"と同じディレクトリに"DOS4GW.EXE"が必要です。(「モジュール'G400.EXE'のアドレス0047DD33でアドレスFFFFFFFFに対する読み込み違反がおきました。」とうメッセージが出てしまいます。)
    PINファイルは”mypins.txt”という名前で保存されます。

  4. チップ仕様タグの”PINファイルを表示する”ボタンを押すとPINファイルの表示およびカスタマイズをすることが出来ます。
    が、ここでいくつかの不具合が報告されています。

    1. .動作クロックを変更したときのPINファイルの変更が2D画面と3D画面で逆になっています。
      (正しくは、PIN65が3D、PIN75が2Dの設定となるようです。)

    2. .お手軽書き換えを行うと、PIN71番の数字が65番に化けることがあります。
      ここは手で個別に確認・修正する必要があります。

    V1.10で解決済み

  5. オーバークロックタグで、G4SET.EXEを使用してクロック指定をすることが出来ますが、ここで150MHz以上の指定をすると、メモリクロックの分周比が変更され、かえって速度が低下してしまいます。(G4setの仕様です。)
    (150以下のときは基本クロックの3/4がメモリクロックとなりますが、150以上のときは基本クロックの4/9となります。)
    また、起動時の設定で”起動時から有効”ボタンを押すとWin起動時からクロックアップをすることが出来ます。
    ただし、G400のオーバークロックに関しては、このタグの機能ではなくMGATweakの方を使用することをお勧めします。(こちらの方が安定かつ詳細指定が可能です。)
    V1.10からはコアクロックとメモリークロックの分周比を設定できるようになりました。(V1.10で機能追加

  1. その他タグの使用しているCPU名などの情報が表示されていますが、Athronを使用している場合には、CPUが正しく認識されず、CPU名がUnknown CPUと表示され、3DNowもEnhanced 3DNowも非対応と表示されてしまいます。
    が、Athronとして認識していないだけなので、それ以外に問題はないようです。
    これについては次期バージョンで修正するとのことです。
    Pentium!!! 733BMHzなどの最新CPUでも同様の現象が発生するようです。
    (2000/03/20)
    V1.10で機能追加

  2. G400 Utilityで設定を変更後、Windowsがうまく起動しなくなってしまう場合があります。
    特にオーバークロックの指定をした後や、AGPの速度設定を変更にしたときには、うまく起動できなくなる可能性が高いです。
    この場合は、WindowsをSafeモードで立ち上げG400 Utilityを起動して設定を元に戻しましょう。
    SafeモードでのG400 Utility起動時に、警告が出ますがここでは気にしなくでも大丈夫です。

  3. G400チップの刻印が”G400-E”となっていても、チップリビジョンがMGA-G400A-Dと表示されることがある。
    (G400 Utility V1.00の出た後にG400-Eチップが登場したためだと思われます。)

  4. セーフモードでG400 Utilityを起動すると、警告メッセージが出てきますが、ここは無視してもOKだそうです。(セーフモードでレジストリ操作を行うときにでるメッセーシのようです。)

  5. AGP4Xモードで動作しているときに、レジストリ設定を変更するとAGP2xモードになってしまいます。
    このとき、”AGPの速度設定”を自動にして”AGPを使用”のチェックを外すと、AGP4Xモード動作になるという報告が上がっています。

    V1.10からはAGP4Xに対応しています。
    V1.10で機能追加

  6. PINファイルをカードに書き込んだ後は、再度チップ仕様タグから"PROGBIOS.EXE"を使用して、PINファイルを再取得しないと結果が反映されません。

  7. オーバークロックタグで「起動時から有効」をしている場合、Windows起動時にG4set(G200CLK)のウインドウが表示されて、そのままの状態になる場合があります。
    この場合はG400 Utilityのインストールディレクトリにある、G4SET.exe(もしくはG200CLK.exe)のプロパティを開いて「実行時の大きさ」に「最小化の状態」を選択し「プログラム終了時にウィンドウを閉じる」にチェックを入れてください。
    再起動後は、裏でプログラムを実行し自動的に終了するようになります。(2000/04/02追加)

  8. 最新BIOS(SysUtils1.09)に付属しているPROGBIOS(v2.08.000d)では、取得できるPINファイルのフォーマットが今までのものと微妙に異なっているため、G400Utilityでは正常に動作できません。
    正常に動作するPROGBIOSは、G400の付属CD、もしくは、MatroxのサイトからダウンロードしたBIOS104のファイル内にあります。(具体的には、8番(PIN書換回数)の内容が10進表記から16進表記になり、34番(PCBリビジョン)が出力されないようになっています。)(2000/05/20追加)

  9. G400 Utilityの起動しないときには、Norton AntiVirus の監視機能を使用している場合はを止めると正常に起動するという報告があります。
    (Norton AntiVirus の監視機能を使用していると動作しないというわけではないようです)(2000/09/03追加)

  10. V1.10にて、Athronを使用している場合でも、「3D!NOWを使用する」のチェックが灰色になっており、変更できない場合があるようです。
    (2000/09/03追加)

Q57.MAXを購入しましたが、デスクトップのプロパティではDualHeadとしか表示されません。


通常、MAXを購入して、ドライバをセットアップしても、デスクトップのプロパティの設定タグでは”Matrox Millennium G400 DualHead”と出力されます。
これは、表示だけの問題なので機能上の問題はないのですが、ドライバの更新ウイザード(デスクトップのプロパティ−詳細−アダプタ−変更)より、一覧から選択からすべてのハードウエアの表示からMAXを選択することによりデスクトップのプロパティの設定タグの表示を”Matrox Millennium G400 DualHead Max"とすることが出来ます。

なお、この作業をしなくても、PD5.xx(6.xx)のInfomationタグのモデル名には、正しくMAXと表示されているはずです。
この設定が出来るのは、PowerDesk5.20以降のドライバ使用時のみのようです。

また、以前のドライバ(PowerDesk5.12、5.13)では、PDのインフォメーションタグのモデルの部分が
「Matrox Millennium G400 MAX AGP 2X」と出力されていましたが、最近のドライバでは
「Matrox Millennium G400 MAX AGP」としか出力されません。

最近のドライバでは2Xが表示されませんが、AGP2xモードで動かないというわけではありませんので安心してください。単に表記が変わっただけです。
動作は特に変わりません。

Q58.私の持っているG400には、何nsのメモリが載っているかの確認はどうすればいいのですか?


G400に載っているメモリのチップ表面に書いてあるメモリ型番を確認することでメモリの対応アクセス速度が分かります。

私のDHのメモリチップ表面には、

SEC KOREA 916
KM413261120-6
  UF0032KI


と書かれていますが、この中央の列の最後の”−6”の数字がアクセススピード(ns)になります。
この場合は、6ns=166MHzまで正式に対応しているメモリということになります。
(6nsで一回のメモリアクセスが保証されている=一秒間に約166,666,666回アクセスできることになります。)

MAXでは、5ns(=200MHz対応メモリ)のメモリが使用されていますが、、
MAX落ちと呼ばれるG400DHでは5nsのメモリと、FAN用の電源コネクタを搭載したものがあるようです。

また、その他にも同じカードに6nsと5nsのメモリを搭載した混在版もあるようなのですが、その意図は不明です。
(6nsのメモリが不足して5nsのメモリを流用したという説が有力です。)
混在した場合でもメモリは遅いものに引っ張られますので、対応速度は遅い6nsのものと同等になるはずです。

Q59.PINファイルでRAMDACクロックを大きくすると、速くなるのですか?


G400のPINファイルの39から43番(38も?)には、各設定時の最大RAMDACクロックが設定されているようですが、この値を大きくしてもG400自身のパフォーマンスは変化しません。

これは、このRAMDACクロックがディスプレイ出力時の出力可能最大周波数(リフレッシュレート)に関係するためです。
RAMDACクロックが高くなると、高解像度で高い周波数(85Hzやそれ以上)が出力できるようになり、目にやさしくなります。

このため、サイズの小さなディスプレイ(15インチや17インチ)を使用して、普段1024*768などの解像度で使用している場合には特に関係有りません。

逆に、このRAMDACクロックを上げるとG400チップの発熱量が多くなるため、熱対策をしないと不安定になる可能性が高くなります。
高解像度で、高い周波数を使用したい場合以外は大きくする必要はないでしょう。
逆に、G400の発熱を押さえるために、この指定を現在のものより小さくするというのも一つの手かもしれません。

また、通常リフレッシュレート(画面書換周波数)とグラフィックカードのパフォーマンスは反比例するようです。
(ディスプレイに出力するためのデータをビデオRAMから読み込む回数が増えるため)

ただし、VSyncを シバの HOMEPAGEさん作のG400 Utility等でONにする(”垂直回期中にページフリップする”のチェックを入れる)設定にしている場合は、リフレッシュレートが画面書き換え回数の上限となりますので、単純に反比例するわけではないようです。

Q60.G400の細かいクロックアップチューニングはどうやるのですか?(MGATweak112 bata 015の使用法)


G400のクロックアップツールには、G200CLK・G4SET・PowerStripなどいろいろ有りますが、今一番安定性・信頼性の高いツールがMatroxが提供しているクロックアップツール

”MGATweak120”(入手はMURCにて)

です。
本ツールは、設定内容によっては最悪ハードウェアにダメージを与えます。作業は自己責任でお願いします。
念のため、BIOSのバックアップなども取っておきましょう。

残念ながら、現在のバージョンではG450ビデオカードには対応していないようです。

このツールはWin9x系・Win2000で使用可能です。

このツールは、Fo(システムクロック)と、MCLK(コアクロック)・MCLK(メモリクロック)・WCLK(ワープクロック)それぞれの分周比を指定することで各GCLK,MCLK,WCLKの動作クロックを細かく指定でき、ビデオRAMアクセスセッティングまで行うことが出来ます。
詳しい使用方法は、
Maruru's NET冒険野郎!さんが解説されています。

Options指定は、すべてチェックを入れておくと良いでしょう。
(下記は私の環境で、ノイズなし・2D/3D完全動作・最速設定の状態です。)

また、SDRAM/SGRAMのアクセスタイミングを指定することが出来ます。
MatroxのG400動作時のおすすめ設定(PDFファイルに書かれています)は下の画像の通りです。
ここの細かいチューニングを行いたい場合は
MGATweak112 bata 015 のマニュアル(PDF)を参照してください。
(英文ですが図解入りで解りやすく書かれています。)

Miscellaneous Controlでは、各種設定を行いますが、SGRAMではすべてチェックを入れても問題はないようです。
SDRAM版では、Hardware Plane Write MaskをOFFにする必要があるようです。

さて、実際にクロック設定を行いましょう。

GCLK,MCLK,WCLKはそれぞれ次の式により算出されます。

  • GCLK = Fo / GCLKの分周比
  • MCLK = Fo / MCLKの分周比
  • WCLK = Fo / WCLKの分周比

次の表は、各分周比を指定したときの早見表です。
GCLK>MCLKとなる部分は実際には意味のないと思われる設定であるので省略しています。
最近のG400コアには、200MHz以上で動作するものもあるようなのでGCLK>MCLKも表に加えました。
(00/01/16)

GCLKとWCLKは同じ分周比を指定した方が良いようですので、この表では一緒にしてあります。
表は上から、

  • 設定されるMCLK/設定されるGCLKの値
  • コアクロック(GCLK)に150MHzを設定するためにFo(=SCLK[ソースクロック])に指定する周波数(S:)
  • コアクロック(GCLK)・ワープクロック(WCLK)に指定される周波数(この表ではすべて150MHz)(G:)
  • 上記設定のときにメモリクロック(MCLK)に指定される周波数(MHz)(M:)

となります。

2D,3D時の標準設定(下表の黄色の部分)では、GCLKの分周比=2.00、MCLKの分周比=1.5であるので、
MCLKがGCLKの1.333倍(2.0/1.5倍)となり、Foの300MHzを設定すると、
コアクロック・ワープクロックに150MHz・メモリクロックに200MHzが設定されることになります。

MCLK/GCLK
の対応値
GCLK・WCLKの分周比(Fo/GCLK)
 1.00 (1/1)   1.50 (3/2)   2.00 (2/1)  2.25 (9/4) 2.50 (5/2)  3.00 (3/1) 
M
C
L
K




(Fo/MCLK)
1.00
(1/1)
1.000

S:150
G:150
M:150
1.500

S:225
G:150
M:225
2.000

S:300
G:150
M:300
2.250

S:337.5
G:150
M:337.5
2.500

S:375
G:150
M:375
3.000

S:450
G:150
M:450
1.50
(3/2)
0.666

S:150
G:150
M:100
1.000

S:225
G:150
M:150
1.333

S:300
G:150
M:200
1.500

S:337.5
G:150
M:225
1.600

S:375
G:150
M:250
2.000

S:450
G:150
M:300
2.00
(2/1)
0.500

S:150
G:150
M: 75
0.750

S:225
G:150
M:112.5
1.000

S:300
G:150
M:150
1.125

S:337.5
G:150.00
M:168.75
1.250

S:375
G:150
M:187.5
1.500

S:450
G:150
M:225
2.25
(9/4)
0.444

S:150
G:150
M:66.6
0.666

S:225
G:150
M:100
0.888

S:300
G:150
M:133.3
1.00

S:337.5
G:150
M:150
1.111

S:375
G:150
M:166.6
1.333

S:450
G:150
M:200
2.50
(5/2)
0.400

S:150
G:150
M: 60
0.600

S:225
G:150
M: 90
0.800

S:300
G:150
M:120
0.900

S:337.5
G:150
M:135
1.00

S:375
G:150
M:150
1.200

S:450
G:150
M:180
3.00
(3/1)
0.333

S:150
G:150
M: 50
0.500

S:225
G:150
M: 75
0.666

S:300
G:150
M:100
0.75

S:337.5
G:150
M:112.5
0.833

S:375
G:150
M:125
1.00

S:450
G:150
M:150

この表を見ると、設定できる MCLK と GCLK の比はそれぞれ、MCLK>=GCLKの場合
1.000:1 ・ 1.111:1 ・ 1.125:1 ・ 1.200:1 ・ 1.250:1 ・ 1.333:1(標準) ・ 1.500:1 ・ 1.600:1 ・ 2.000:1 ・ 2.250:1 ・ 2.500:1 ・ 3.000:1
と、12種類存在することが分かります。

はじめは、標準設定の分周比(GCLK分周比=2.0・MCLK分周比=1.5、MCLK/GCLK=1.333)で、Foの値を変えていき、G400チップ(コア)が耐えられるクロックとメモリが耐えられるクロックを調査します。
一般に、Foを増やしていって、
画面全体がノイズだらけ(2D)や、テクスチャ全体が崩れる状態(3D)になった場合、コアクロックが高すぎの状態。
カラフルな線がゴミとして画面に残る(2D)画面に細かいノイズがちょろちょろと出ていたり(2D・3D)する場合がメモリクロックが高すぎる状態です。

あとは、そのときの状況に応じて分周比を変更しながら。最適な値を探していきます。
目安は以下の通りです。(もっと良い方法があったらぜひ教えてください。)

標準状態の分周比で、先にコアクロックの限界が来てしまった場合は、上の表の緑色の分周比
(GCLK分周比=3.0・MCLK分周比=2.0など、MCLK/GCLK=1.500)を試して見ましょう。それでも先にコアクロックに限界がきたら赤色の分周比(GCLK分周比=2.5・MCLK分周比=1.5など、MCLK/GCLK=1.600)を試してみましょう。
見当を付けた動作しそうなコアクロックに分周比(コアクロック)倍したものがFoの値となりますので、少し小さめの値から試してみます。

また、標準状態の分周比で先にメモリクロックの限界がきてしまったら、逆に水色(GCLK分周比=2.50・MCLK分周比=2.00、MCLK/GCLK=1.250)を試してみて、それでも先にメモリクロックに限界がきたら赤紫の分周比(GCLK分周比=3.00・MCLK分周比=2.50、MCLK/GCLK=1.200)を試してみましょう。
見当を付けた動作しそうなメモリクロックに分周比(メモリクロック)倍したものがFoの値となりますので、少し小さめの値から試してみます。

私は、3DMark 99 MaxのDEMOモードのTEST1、TEST2を複数回実行して動作チェックを行いました。
32Bit ColorモードはTirtaniumで1280*1024 32Bitモード、HDBENCHなどでもチェックしています。
一般的に、32Bitモードや、3D動作しているときのほうが、動作可能クロックは低くなるようです。

セッティングの微調整は、SDRAM/SGRAM Optimizationsで行いましょう。

なお、”Duty Cycle Correction”での調整が可能です(分周比に 1.5 or 2.25 を指定した場合は必須)。
これは、Pinファイル(MXINFO)でのadj設定にあたるようです。
基本的にはAutoにしておくと自動設定されるようです。
この項目は、値を小さくすると、ノイズが出やすく・フリーズしにくくなり、
値を大きくすると、ノイズが出にくく・フリーズしやすくなるようです。

どのあたりで妥協をするのかは、あなた次第でしょう。

さて、セッティングが決まったらOptions指定のMinimize To Tray及びSave Settingsにチェックを入れてApplyボタンを押して現在の設定をレジストリにセーブして、MGATweak112 bata 015の実行ファイルのショートカットをスタートアップに登録し、実行時の大きさを最小化にしましょう。これで、マシン起動時に自動的にタスクトレイに常駐し、G400のクロックを設定してくれます。

しかし、このMGATweak112 bata 015では、VGA・2D・3Dの一括での設定しか出来ません。
一般的に2Dの方が3Dよりも高いクロックで動作するようです。

[→後の調査で、上で言う2D・3Dの設定は色数と解像度の組み合わせでどちらを使用するかが決まるようです。
このため個別に設定するためには、PINファイルの該当部分(→Q17)を書き変えなければなりません。
この場合、VGA部分を変更するのは大変危険なのでやめた方が良いでしょう。

現在のバージョンでは、G450には対応していないようです。ご注意ください。

Q61.MGATweakと同じ設定をPINファイルで実現できますか?


MGATweakでは、G400の

  • ソースクロック(Fo)
  • GCLK(コアクロック)の分周比 (クロックソース・adj設定)
  • MCLK(メモリクロック)の分周比(クロックソース・adj設定)
  • WCLK(ワープクロック)の分周比(クロックソース・adj設定)
  • SDRAM/SGRAMのアクセスタイミング
  • Miscellaneous Control

がカスタマイズできます。(詳しくはQ60を参照してください。)

これらに該当するPIN番号が一部(Miscellaneous Control)を除き解析されているため、PINファイルの書き換えにより実現することが出来ます。
以下の表を参考にPINファイルを書き換えてください。

あらかじめMGATweakでその設定で動作するかを確認した後でPIN書き換えを行うことをおすすめします。

なお、PIN書換時には、VGA・3D・2D別に設定することが可能です。
ただし、VGAの項目は出来るだけ変更しない方が良いでしょう。最悪マシンが起動しなくなります。
(特に分周比・メモリアクセスタイミングは、1bitでも間違えると非常に危険です。)

PIN修正前には必ずエマージェンシーディスクを作成しましょう。

ただし、G450ではG400とPINSファイル構造が変更されているため、変更部分が以下のものとは異なります。

設定値 条件 PIN番号 DHでのデフォルト値 詳細
コアクロック
(VGA)
VGA 55番 82 コアクロック(VGA)の値をセットする。
(詳細は
PINファイル解析レポート参照)
3D 65番 126
2D 75番 126
メモリアクセスタイミング
(といわれています。)
VGA 56番 41 それぞれ、55番65番75番にセットした値の半分をセットするとよいようだ。
(詳細は
PINファイル解析レポート参照)
3D 66番 63
2D 76番 63
GCLK
(コアクロック)
の分周比
VGA 57番
4〜6bit
 0x0190a419
(=0b 0000 0001 1001 0000 1010 0100 0001 1001)
GCLKの分周比=1/2
コアクロックの分周比・クロックソース・adj設定に対応したビット列をセットする。
ここでいう分周比とは、各CLK/Foの値です。
(詳細[クロックソース・adj設定を含む]は
PINファイル解析レポート参照)

000:1/3  001:2/5 010:4/9  011:1/2 100:2/3  101:1/1

3D 67番
4〜6bit
 0x019b8419
(=0b 0000 0001 1001 1011 1000 0100 0001 1001)
GCLKの分周比=1/2
2D 77番
4〜6bit
 0x019b8419
(=0b 0000 0001 1001 1011 1000 0100 0001 1001)
GCLKの分周比=1/2
MCLK
(メモリクロック)
の分周比
VGA 57番
14〜16bit
 0x0190a419
(=0b 0000 0001 1001 0000 1010 0100 0001 1001)
MCLKの分周比=1/1
メモリクロックの分周比・クロックソース・adj設定に対応したビット列をセットする。
ここでいう分周比とは、各CLK/Foの値です。
(詳細[クロックソース・adj設定を含む]は
PINファイル解析レポート参照)

000:1/3  001:2/5 010:4/9  011:1/2 100:2/3  101:1/1

3D 67番
14〜16bit
 0x019b8419 MCLKの分周比=2/3
(=0b 0000 0001 1001 1011 1000 0100 0001 1001)
MCLKの分周比=2/3
2D 77番
14〜16bit
 0x019b8419
(=0b 0000 0001 1001 1011 1000 0100 0001 1001)
MCLKの分周比=2/3
WCLK
(ワープクロック)
の分周比
VGA 57番
24〜26bit
 0x0190a419
(=0b 0000 0001 1001 0000 1010 0100 0001 1001)
WCLKの分周比=1/2
ワープクロックの分周比・クロックソース・adj設定に対応したビット列をセットする。
ここでいう分周比とは、各CLK/Foの値です。
(詳細[クロックソース・adj設定を含む]は
PINファイル解析レポート参照)

000:1/3  001:2/5 010:4/9  011:1/2 100:2/3  101:1/1

3D 67番
24〜26bit
 0x019b8419
(=0b 0000 0001 1001 1011 1000 0100 0001 1001)
WCLKの分周比=1/2
2D 77番
24〜26bit
 0x019b8419
(=0b 0000 0001 1001 1011 1000 0100 0001 1001)
WCLKの分周比=1/2
SDRAM/SGRAMの
アクセスタイミング
VGA 61番  0x24045491
(=0b 0010 0100 0000 0100 0101 0100 1001 0001)
各項目に対応したビット列をセットする。
(詳細は
PINファイル解析レポート参照)
3D 71番  0x24045491
(=0b 0010 0100 0000 0100 0101 0100 1001 0001)
2D 81番  0x24045491
(=0b 0010 0100 0000 0100 0101 0100 1001 0001)
Miscellaneous
Control
−− 不明 不明 不明
PIN91番およびレジストリセッティングが対応するようです。
デフォル設定でも特に何の問題もないと思います。

実際のMAX化では、この項目以外にRAMDACクロックの設定も変更しています(PIN38−43番)。
MGATweakでは、この項目の設定が出来ません。
(解像度が1280*1024以下で使用しているのであれば、あまり書きかえる意味は無いようです。
逆にG400チップの発熱量を増やしてしまうだけになります。)

詳しくは、Q19のPIN38-43番を参照してください。

なお、上のVGA・3D・2Dはそれぞれ以下の対応表の解像度・色深度に対応するようです。

VGA(Pin55-61) VGA画面(マシン起動直後やDOS全画面モード)
3D(Pin65-71) 8 Bitカラー時すべての解像度
24Bitカラー時すべての解像度
32bitカラー1152*864以上の解像度
のときの設定
2D(Pin75-81) 16Bitカラー時すべての解像度
32Bitカラー1024*768以下の解像度
のときの設定
Q62.MGATweakとPINファイルによるチューンアップではどう違うのですか?


MGATweakでは、PINファイルと同じように数多くのクロック系のカスタマイズが可能ですが多少の違いが有るようです。

それは、PINファイルによる書き換えの場合

  • VGA,2D,3D,それぞれについてクロック、分周比、RAMアクセスタイミング等が調整できる。(実際には、解像度及び色深度の組み合わせ(3種類)ごとの設定となるようです。)
  • Windows以外の環境でも適応できる。
  • 最大RAMDACクロックの調整が出来る(PIN38-43番で調整可能)。
  • 書き換えに失敗すると最悪マシンが立ち上がらなくなる。
  • MGATweakのMiscellaneous Controlに対応するPIN項目がすべてはっきりしていない。

と、いうところです。

PINファイルを直接書き換える方が若干オーバークロックに余裕が出るようです。

Q63.G400付属のCD-ROMのインストールの途中でDirectXのところでsetup errorが出てしまいます。


G400付属のCD-ROMのインストールの中で、DirectX6.1がインストールされます。

しかし、既にそれ以降のバージョンのDirectXがセットアップされていると、エラーが出ることがあります。

特に、Windows98SEの場合、DirectX6.2が既にインストールしているためエラーが出るようです。

このような場合は、Autorunによるインストールを行わずに個別にセットアップをするか、セットアップ後にDirectX7.0をインストールすれば良いでしょう。

なお、すでに最新版のドライバを入手している場合には、付属CDのドライバを入れずに直接インストールしても大丈夫です。

Q64.eyeSCREAMという3DメガネはG400で使用できますか?


最新のドライバ(Bata版ですが)でG400に対応したようです。

http://www.frex.com/w3d/link.htm からダウンロードへのリンクが張られています。

Q65.G400を購入してAGPスロットに差したんですけどマシンが起動しません。長い音が一回と短い音が2回鳴っているみたいです。


購入したばかりのG400をマシンのAGPスロットに差して起動しようとしてもマシンが起動せず、マザーボードのBIOSも表示されないだけでなく、ディスプレイにも信号が入らない状態になることがあります。

まず確認することは、AGPスロットにG400がしっかり奥まで差さっているかです。ケースのゆがみなどによって置くまでちゃんと差さっていない場合があります。

次に、マザーボードのBIOSでAGPから起動するように指定されているか確認してください。
通常この設定が無いマザーボードのときは、PCI−>AGPの順にVGAカードを探しに行くようです。

それでも起動しない場合、マザーボードのスピーカを繋いでいたときにピーピッピッと長い音が一回と短い音が2回鳴っている状態になったときは次のようにすると起動できるようになるようです。

別のビデオカードをセットして起動し、マザーボードのBIOS設定のAGP Aperture sizeという項目を256Mに変更して電源を落とし、再度G400を差して起動してみる。

これで動けばOK!。これは、マザーボードとG400とのBIOSでの相性によりごくまれに発生するようです。

もし、動かなくて、別のマシンでも動かなければ購入したお店に相談してみて下さい。

また、それ以外でも別のマシンで一度起動して、G400のBIOSを最新のものに書きかえると動作する場合もあるようです。
(BIOSを書きかえる=お店の保証対象外になりますので先に購入したお店に相談しましょう。)

それと、ごくまれに最近発売されたインテリマウスエクスプローラーをPS/2接続で使用している場合にのみ起動しない場合があるという報告もあります。(もしかしたら電源不足?)

Q66.DVD再生時の静止画キャプチャはできるのですか?


通常、「ALT+PrintScreen」によって、クリップボードにWindowsのウインドウ内の静止画キャプチャを行うことが出来ます。
しかし、メディアプレイヤーやMatroxDVDPlayerのように動画をオーバーレイ表示しているような場合はこの方法ではキャプチャをすることが出来ません。

ただし、PowerDVDのように、プレイヤー自身にキャプチャ機能を持っているのであれば可能です。

それ以外では、以下の方法で静止画キャプチャをおこなうことができます。

・まず、動画をメディアプレイヤーで再生し、一時停止します。
・次に、新しいメディアプレイヤーを起動して、そこでキャプチャしたい動画を再生します。
・キャプチャしたい画像が出た時点で、「ALT+PrintScreen」によって、クリップボードに取り込みます。

これは、すでに動画をオーバレイ表示されている場合に新しいメディアプレイヤーで動画を再生すると、オーバーレイ表示されないことを利用するものです。

Q67.Matrox DVD PlayerをインストールしたところPowerDVDが動かなくなりました。


PowerDVDをインストールした状態で、MatroxDVDPlayerをインストールした場合にPowerDVDが起動できなくなることがあります。
この場合は、両再生ソフトをアンインストールした後で、

MatroxDVDPlayer → PowerDVD

の順でインストールすれば、両方のプレイヤーでDVD再生ができます。

一般に複数のソフトウェアDVDプレイヤーをインストールすると、正常に動作しない場合が多い様です。
インストールの順番等を変えてみるなどの工夫が必要です。

Q68.G400の熱対策とは実際にはどのようにするのですか?


G400のクロックアップなどをする場合には、G400チップやメモリがかなりの発熱をするために廃熱対策をする必要があります。

通常G400チップには大きなヒートシンクがついていますが、使用しているときに、このヒートシンクが触れないほど熱くなっている場合には、何らかの対応をする必要があります。

  • ケースFANなどによりケース内部の空調を最善する。
  • メモリチップに、チップ用ヒートシンクを装着する。
  • G400カードと垂直または水平にFANを装着しG400に風を当てる。 
  • G400チップについているヒートシンクをはがし、FAN付きヒートシンクを装着する

なお、G400チップから既存のヒートシンクをはがすときには、G400を稼動してある程度温まった状態で、てこの原理ではがすと良いようですが、失敗するとG400自体を破壊する可能性が高いです。
最近のG400では、先端が割れているピンでヒートシンクが固定されていますが、これは割れている部分を指でつまんで押すようにすれば間単にはずれるようです。

私は、メモリチップにチップ用ヒートシンクを装着し、カードFANと4cmFANを使って2方向から垂直に風を当てています。
G400チップについているヒートシンクははがさずに、そのまま使っています

でも、うちのG400コアは148MHz以上にすると3Dでデクスチャが崩れるのであんまり冷却による効果はありませんでした。

他にも、既存のヒートシンクにPEN!!!用の冷却FANをはめている方もいるようです。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/2878/re006.htm

Q69.QuickDesk から「ディスプレイのプロパティ」が開けません。


QuickDesk から「ディスプレイのプロパティ」を開こうとしたときに user.exe の違反が発生して開けない場合があるようです。

これは、ウィルスバスターのような常駐型プログラムと干渉して発生するようなので、これらの常駐ソフトを終了してみてください。

Q70.PowerDVDの再生時にDVDMaxでTVに字幕が出ません。


PowerDVD再生時にDVDMaxでTV出力したときに、字幕が出ないようです。
(画面サイズを800*600にすると見えたという報告もあります。)

この場合は、DVDCloneを使用することで、字幕をTV出力することが出来ます

他のWinDVDや、シネマスター(MatroxDVDPlayer含む)では、DVDMaxで字幕を出すことが出来るようですのでこちらを使用している方もいるようです。(ただし、ある程度のCPUパワーが無いと字幕が出ない場合があるそうです。)

PowerDVDのVer2.5(現在はベータ版)では、DVDMaxで字幕を出すことが可能なようです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

PowerDVD2000(Ver2.5正式版と同じバージョンのようです)で字幕が出ない場合(DVDMaxがOFFの場合も同様)
解像度や表示色数を低くすることで表示できるようです。試してみてください。

Q71.SGRAM版とSDRAM版は見かけ上での判別はつくのですか?


G400ビデオカードに付いているRAMチップを見れば判別はつきます。
SGRAMはRAMチップの4方から配線の足が出ていますが、SDRAMはRAMチップの2方だけから配線の足が出ています。

予想としては、SDRAM版はSGRAM版よりもパフォーマンスが落ちると思われますので、SHの16MB版を購入する時には気をつけたほうが良いでしょう。

なお、SGRAM版とSDRAM版の機能上の違いは、
「SGRAMはSDRAMにビデオメモリに有効なBlock Write、Write per Bitの機能を付加したものです。
Block Writeは塗り潰しの所要時間短縮に有効です。
Write per Bitは、書き換えたくないデータをマスキングすることでbit単位での書き込みを高速に行うことが出来ます。

つまり、SGRAMはグラフィック処理に有効なファンクションをSDRAM自身に付加したものと考えて良いようです。

詳しくは、
http://www.intel.co.jp/design/graphics/industry/SGRAM_09.htm
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/Develop/magazine/vol48-2/26-2.html
等が参考になるようです。

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注意
G450に搭載されているDDR-SDRAMは4方向に配線の足が出ているとのことです。

Q72.Marvel G400-TV英語版で日本のテレビは見えるのですか?


Voodoo3500ではいろいろとトラブルがあったので心配になりますが、
VHF、UHFともに日本のチャンネルに対応しているようです。

ただし、Marvel G400-TV内臓のチューナーでは、日本の放送ではステレオ/二ヶ国語放送の受信でもモノラル音声になってしまうようです。
(チューナーの仕様のようです。海外の放送であればステレオでキャプチャ出来るとのことです。)

ただし、ビデオデッキなどの外部のチューナーから映像・音声を入力すればステレオ音声でキャプチャ出来ます。

特に英語版(リテール)でもとくに問題は出ていないようです。

Q73.QuickTime2.1.2と5.30ドライバーの組み合わせの不具合修正方法


QuickTime2.1.2(16bit版)と5.30ドライバーの組み合わせの不具合修正方法は以下の通りです。

c:\windowsのQTW.INIファイルの[Video]に

optimize=BMP

という行を追加してください。

Q74.G400が使用できるOSは?


以下のドライバが、matroxのWebページで手に入れることが出来るようです。
過去のバージョンはMURCからも入手できます。

  • MS-DOS(ドライバ[gx00vbe.exe]にてVESA3.0に対応可能)
  • Windows3.1x
  • Windows95/98/Me(Microsoft WHQL Cerified Driver有) 
  • WindowsNT3.x
  • WindowsNT4.0(Microsoft WHQL Cerified Driver有)
  • Windows2000(RC1以前はNT4.0のドライバを使用)
  • OS2
  • XFree86-3.3.5 XF86_SVGA 以降(Linuxなどのunix系OS):サードパーティ
  • XFree86-4.01 XF86_SVGA 以降(Linuxなどのunix系OS):サードパーティ
  • Accelerated-X (version 4.1.2以降)(Linuxなどのunix系OS):サードパーティ
  • BeOS version R5:サードパーティ
  • Solaris x86:サードパーティ
  • NeXTSTEP/OPENSTEP/Rhapsody:サードパーティ
Q75.起動時に変な模様(?)が現れフリーズしてしまいます。


ATHLON+ G400の組み合わせでは良く発生することのようです。
その解決法は、

  1. ドライバーを入れ直す。(PD5.30等))
  2. AMD MINI-PORT DRIVER 4.45を入れ直す。
  3. AGPモードを1xに変更する。
  4. シバさんのG400 UTILITYでAGPをはずす。

とのことですが、4.を実行するとパフォーマンスがかなり落ちるので、1.2.3.をしてだめだったら、4.を行うと良いでしょう。

上の4つを試してもだめだったら、以下の設定をするとうまく行くという報告があります。

  • 「結合書き込みを使用」のチェックをはずし、AGP 2x固定にする。
    (もともと「結合書き込み」はIntel製CPU用の設定です)

また、AGPスロットにG400がきちんと差さっているかも確認してください。

Q76.ゲームなどをしていて、動きが一定時間ごとに止まるような感じがするのですが。


ゲームやDVDを見ていて、動きがぎこちなく一定の周期でカクカクと動きがひっかかるような場合は以下の点を確認してみてください。

  1. 低速のCPUを使用している。(ソフトウエアでのパッケージなどに載っているスペックは最低スペックと考えたほうが良いでしょう)
  2. 高解像度(かつ色数が32bitモード等)で使用している。
  3. 使用しているグラフィックAPIが変更できるようであれば変更する。
    (Direct3DのAPIが使用できるのであればこちらを使用してみてください。OpenGLよりもDirect3Dの方が早いようです。)
  4. 裏で重い処理(ウイルススキャンなどの重い常駐ソフト)が走っていないかを確認してください。
  5. ディスクにフラグメンテーション(ファイル不整列)が発生しているかもしれません。
    DEFLAGを実行してみてください。
  6. サウンドカードを使用せずにUSBスピーカーを使用して音を出している場合、USBスピーカの制御にCPUパワーを使用してしまうので、処理が重くなる場合があります。
  7. CPUにCoppermineを使用している場合に、DVD再生でコマ落ちが発生することがあるようです。CPUのエラッタが影響している可能性があります。これはマザーボードのBIOSのアップデートなどにより解決される可能性があります。
  8. どうしても状態が改善されないようならら、アクセサリ−>システムツール−>システム情報−>ツール−>システム設定ユーティリティ−>スタートアップタブ−> より Matrox Powerdesk のチェックを外して再起動してみて下さい。これで、DVD再生などが改善されることがあるようです。
  9. Matrox DVD Playerで動画がぎこちない場合は、DVD Genieで表示をオーバレイからFLIPに変更すると多少改善されるとの報告があります。(この設定でも、DVDMaxでTV出力可能のようです。)(00/12/03修正)
  10. WindowsNT・2000では、アプリケーションの優先度を指定することが可能です。Win2000の場合、タスクマネージャのプロセスタグから右クリックで優先度の設定が可能です。ただ、リアルタイムにすると音声などが途切れ途切れになることがあるので、”高”にとどめておいたほうがよい様です。

ほかにも、多くの要因があると思いますが、上記のような原因が考えられます。

DVD再生に付いては、
Q8.G400でDVDは見れますか?
Q41.Matrox Dvd Playerのバージョンアップって出来るのですか?
Q88.G400 DVD PLAYERの詳細設定はどのようにすれば良いのですか?
Q178.DVDMAXの画面がたまにカクカク止まって見えます。
なども参考にしてください。

Q77.3D画面が、以前使用していたビデオカードよりも暗いのですが?


以前に、Voodoo系ビデオカードを使用していた場合は、G400の3D画面は暗く見えるでしょう。
というよりも、Voodoo系ビデオカードが他のビデオカードと比べて3D画面が明るく設定されているためです。
特に異常では有りませんので、ゲームの明暗設定などを調整して、見やすい明るさに設定してください。

Q78.ゲームを起動している途中で、デスクトップ画面に戻ってしまってゲームが出来ません。


上記のような現象が出ている場合は、シバさんのG400 UtilityでPalettizedTexturesをOFFにしたり、常駐ソフトを終了することで多くの場合で解決できるようです。

それでも起動できない場合は、シバさんのG400 UtilityでDirectX関連の諸設定や、Direct3Dフィルタの設定を変更してみるとよいかもしれません。

もし、「このゲームは、ここの項目を変更しないと動作しない。」というノウハウを知っている方がいらっしゃいましたら、是非とも、メールもしくはPC掲示板までお願いします。
随時掲載していきたいと思います。

Q79.Marvel G400-TV(RRG)でMJPEGでキャプチャすると、画面がずれます。


Marvel G400-TVで、704x480 MJPEGでキャプチャした場合に再生画面が右に8ドット、下に8ドットずれた画像になってしまい、上と左に黒い線が入ってしまいます。352x240 MJPEGでは、4ドットずつずれます。

これは、MJPEGの仕様のようです。

また、キャプチャした動画をオーバーレイで表示した場合には正常に表示されるのですが、付属のLSX-MPEG2でMPEG2に変換を行うと、黒い線が入った動画が出来てしまいます。

また、無圧縮でキャプチャした場合は、このずれは発生しないとのこと。

その場合は編集時やエンコードする際にクリッピング(ずれ修正)を上下左右にかけてやる、というテクニックを必要とします。画面比率に合ったドット数で修正するなど、この辺は各自の経験(手探り状態)による部分が多いのでチャレンジしてみるとようとのことです。

キャプチャについては、堀さんのHP(http://www.ingjapan.ne.jp/hori/)が参考になります。

その他、MPEG4変換などについては以下のようなページが非常に参考になります。
めざせ!あにぺぐ(http://nekoruri.moemoe.gr.jp/~anipeg/
MPEG4救済のページ(http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/7491/

Q80.Marvel G400-TVのキャプチャ時に2GB制限はあるのですか?


Marvel G400-TV(RRG)でMJPEGキャプチャ時には、キャプチャファイルの2GB制限があります。
デフォルトの最高画質(MJPEG 704x480 30f/s)、最高音質に設定すると 3.102MB/s と表示されるので、だいたい11分位キャプチャできるようです。

ただし、 キャプチャファイルが2GBを超えた時点で、新しいファイルに自動的に分割されるようですので、問題はないようです。

Q81.G400と3Dmark2000の相性


3Dmarkの新バージョン、3Dmark2000がアップされています。

http://www.madonion.com/3dmark2000にてダウンロード出来ます(約19MB)。
このベンチマークデモはDirectX7.0がインストールされていないと動作しないようなので注意してください。

また、PD5.30ではうまく動作しない(色がおかしくなる)との報告がMURCであったので、その場合はPD5.41を使用しましょう。
[PD5.41Jでも同じ現象が発生するようです。英語版のPD5.41もしくはそれ以降のドライバを使用しましょう。]

私の環境 P!!!450@600・PC133(3-3-4)・G400DH32MB(コア147・メモリ196)・SBLive では
1024*768-16bitの場合で、大体3DMark Result:2756,CPU Speed:166ぐらい出ていますが、
ヘリコプターの3番目のシーン(HighDetail)は少しコマ落ちが目立ちますね。

GeForceでは、3500は軽く出すらしいので、この辺は DirectX7.0 & Hardware T&L のパワーでしょうか。

なお、64MB Texture Rendering Speedに関しては、マザーボードのBIOS設定のAGP Aperture sizeが64MBでは実行されないようです。ここの設定を256MBにすれば、実行できるようになります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

1月中旬にPD5.50ベータ版がMatroxにアップされましたが、これは、DirectX7への最適化がなされているようです。
このドライバを使用したときの私のマシンでの3Dmark2000のベンチマーク結果は、3DMark Result:2980,CPU Speed:204となり、今までに比べて

3DMark Result:2756->2980(244UP),CPU Speed:166->204(38UP)

と大幅にパフォーマンスが上がっています。
このドライバでは、ヘリコプターの3番目のシーン(HighDetail)は少しコマ落ちも目立ちません。
まだ、ベータ版ということで、AGP2Xモードの安定性がいまいちですが、ここは正式版に期待したいところです。
(現在は、正式版[PD5.52]が発表されています。2xモードの安定性はまだ調査していません。)

なお、3DMark2000のベンチマーク結果は、ベンチマーク実行後の画面で、"Show Details"ボタンを9押すことで閲覧することが出来ますが、"Save Project"でファイルの種類をtxtにしてセーブすればテキストファイルに結果を出力することも出来ます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Windows2000上で3Dmark2000を実行した場合、3DMARK2000自体のバグによって、
'Game Scene 1' (or the 'Helicopter part' in the demo mode)で勝手に落ちる場合があるそうです。
http://www.madonion.com/support/3dmark2000/faq/?win2000

Q82.各種動作クロックとその違い


PCを動作させる上で、いくつか関連する動作クロックが有ります。

G400に関連するクロックはいくつか有りますが、
このページでは、FSB・AGPクロック・システムクロック・コアクロック・メモリクロック・ワープクロックという名前で呼んでいます。

  • FSB − 
    マザーボード上のクロック発生器が出力する基本クロックです。マザーボード上の各種クロックはこのクロックを分周して作成されます。他にも、CPUクロック・PCIクロック・ISAクロックなどが作成されます。
  • AGPクロック − 
    マザーとG400間のデータ転送に使用されます。
    通常FSBの2/3(FSB=100MHz)もしくは1/1(FSB=66MHz)が使用され、66MHzが入ることになっています。FSBを標準よりも上げているとAGPクロックもそれに従い高くなってしまいます。
    AGP2xモードではこのクロックの倍の転送レートが使用されます。
    転送レートが高すぎると、CPUやメモリ・PCIカードの誤動作や、
    大量のデータをG400に送る際にCPU[マザー側のメモリ]-G400間のデータ転送で失敗してブラックアウトすることも有ります。
  • システムクロック − 
    G400ビデオカード上のクロック発生器が出力するクロックです。このクロックを分周して、コアクロック・メモリクロック・ワープクロックが作成されます。PINファイルや、G400の設定ユーティリティなどで変更できますが、あまり高いクロックは出力できないようです(指定しても実際にはそれよりも低いクロックになってしまう)
  • コアクロック − 
    G400のコアチップを動作するためのクロックです。
    通常システムクロックの1/1(VGA動作時)もしくは1/2が入力されます。
    このクロックが高すぎると、2D画面が突然色化けして固まったり、3D画面でテクスチャが崩れたりします。
  • メモリクロック − 
    G400コアとG400メモリとのデータ転送に使用されます。
    通常システムクロックの1/1(VGA動作時)もしくは2/3が入力されます。
    (システムクロックとの比率はPINファイルやユーティリティにより変更可能)
    このクロックが高すぎると、画面に細かいノイズが発生したり、画面にゴミが残るようになります。
     
  • ワープクロック − 
    現在使用目的が不明なクロックです。
    どうやら、3Dセットアップエンジン(32BIT数値演算処理機構)用のクロックのようです。
    [今話題になっているハードウエアT&L用として使用できるかもしれないといわれている機構です。]
    通常コアクロックと同じシステムクロックの1/1(VGA動作時)もしくは1/2が入力されます。
    (システムクロックとの比率はPINファイルやユーティリティにより変更可能)
Q83.バスマスタリングとはなんですか?


バスマスタリングとは、PCIやISA上の機器がCPUを介さずに直接メインメモリとデータをやり取りするための機能のことです。

CPUを介さないため、非常に高速にデータ伝送を行うことが可能で、その間にCPUは別の作業を行えるためマルチタスクOSでは非常に有効です。

主に、SCSIインターフェイスカードやIDEコントローラなど、高速にデータ伝送する場合に使用されています。

しかし、バスマスタリングをするためにはいくつかの必要な条件(IRQの割り当てなど)があるためにうまく動作しない場合もあります。

G400もバスマスタリングが使用可能で、非常に高速なデータのやり取りが可能ですが、AGPクロックが高かったり、AGP2xモードにしている場合には、大量のデータをやり取りするときに伝送に失敗することがあり、ブラックアウトする場合も有ります。

しかし、バスマスタリングをOFFにし、間にCPUを仲介させると非常にデータ伝送が遅くなりますので、バスマスタリングをOFFにするのであれば、AGPモードを1xにし、AGPクロックを落とした方がパフォーマンスは断然良くなります。

Q84.DVDMaxで再生画面のすべての領域がTVに出力されません。


Cloneモードでは、TVにフルで表示されますがDVDMaxで再生画面のすべての領域が出力されずに周囲が表示されません。

これは、テレビやビデオデッキ等が受信・録画した映像をすべて表示していないのと同様に中央部のみを表示する設定になっているためです。
これは設定などでは変えられないので仕様ということになります。

TVに全画面で表示したければ、Cloneモードにして、全画面モードで動画を再生するしかないと思います。
(第1画面にも同じ画面が表示されてしまいますが・・・・・)
Cloneモードでは、DVDMaxと表示の仕方がちがうので、ほぼ画面全体が表示されます。

もしくは、動画がオーバーレイ表示されないように再生してDVDZoomでTV出力をするという方法もあります。
(→Q145.セカンダリ画面に、キャプチャカードなどのオーバーレイ表示が出来ません。

DivXG400を使用すると若干ですが表示領域が広くなるようです。
(→Q199.DivXG400について

Q85.バルクでG400を購入したのですがマニュアル入っていませんでした。


冊子としてのマニュアルは添付していませんが、
(CD-ROMドライブ):\DOC\English\Guide
に英語版のユーザーズガイド(インストールマニュアル)がPDF形式で収録されています。

ほかにも、Deutsch | Español | Français | Italiano での言語によるマニュアルも有ります。
残念ながら日本語訳のマニュアルは収録されていません。

日本語版のマニュアルは、INFOMAGICやSYNEXの日本語リテールパッケージを購入するしか入手の方法は無いようです。

まだ、購入していないが、スペックなどを知りたいという理由でマニュアルだけ見たいという方は、
Matroxのmanualページに各種Matrox製品のマニュアルのPDFがありますのでこちらを利用しましょう。

PDFのファイルを見るためにはAdobe Acrobat Reader が必要です。

Q86.G400 DVD PLAYERの日本語化方法はどうすればいいのですか?


G400に添付してるG400 DVD PLAYERは英語版のため、各種ダイアログが英語です。

シバさんのページでは、G400 DVD PLAYERの日本語化パッチをアップして下さっているので、
こちらを利用すれば日本語化が可能です。

実行するときに、Ver1.0用とVer2.0用(Marvel G400-TVに添付のもの)が有るので間違えないようにしてください。
Verは、マイコンピュータのコントロールパネルから、Matrox DVD Playerを実行してバージョンを確認すればいいです。
2.0であれば、コントロールパネルバージョンが、2.0.0.1019となっているはずです。


まずは、G400 DVD PLAYERをインストールしてください。
パッチをダウンロード・解凍したら、対応するディレクトリのControl_1.batを実行し、成功したらControl_2.batを実行します。これで、コントロールパネルが日本語化されます。
次にMatrox DVD Playerがインストールしてあるフォルダ
 (例・・Ver.1の場合:"C:\Program Files\Divicore\Matrox DVD Player")
 (例・・Ver.2の場合:"C:\Program Files\Ravisent\Matrox DVD Player")
を開き「MatroxDVD_J.exe」をそのフォルダにコピーし、実行します。
これで日本語化は完了です。

しかし、この日本語化パッチにはある特定のバージョンしか日本語化できません。
特に、最近出荷されているG400に付属しているG400 DVD PLAYERV2.0ではバージョンが若干の修正が行われているようで日本語パッチを当てることが出来ません。

Q87.TurboGL 1.xxの日本語化方法はどうすればいいのですか?


PowerDesk5.30、5.41に付属するTurboGLは、PDの日本語化を行うことで一緒に日本語化されますが、別のパッケージとなっているTurboGL 1.xxは、専用の日本語化パッチを当てる必要があります。

シバさんのページでは、TurboGL 1.30.002用(1.00用を含む)の日本語化パッチを用意してくださっているので、こちらを使用してください。

日本語化の方法はPDの日本語化と同様に、英語版のインストールファイルに日本語化パッチを解凍して、TurboGL_J.exe を実行すればパッチがあたります。
あとは、通常どおりTurboGLをインストールすればTurboGLマネージャが日本語化されます。

Q88.G400 DVD PLAYERの詳細設定はどのようにすれば良いのですか?


マイコンピュータのコントロールパネルから、Matrox DVD Playerをクリックすることで、バージョンなどの確認やサウンドレートなどの簡単な設定が出来ます。

また、DVD Infomatrixにある、DVD Genie 3.40(旧 DVD Region Selector)を使用すると、Regionコードだけでなく、Decode Settingなどの変更も出来ます。

Vertion 2.50からはPresetsというボタンが追加されており、ここでG400用の初期設定を行うことも出来ます。
バージョン3.20からは、DVDMaxオプションも追加されました。

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Pentium!!!を使用している場合は、”Decode setting””Full Quality[CPU]”から”Katmai Enhanced Full Quality[CPU]”に変更すると、KNI(SSE)を使用することが出来ます。

(報告)
K6-III450MHzを使用している方から、”Katmai Enhanced Full Quality[CPU]”にすると、K6-IIIでもパフォーマンスがアップするという報告をいただきました。
あきらかにコマ落ちが減ったそうです。(デコーディングエンジン2035使用時)
もしかしたらSSEだけでなく、3DNow!用のカスタマイズもされているのかもしれません。
エンジンによるとは思いますが、3DNow!が使える人は試してみると良いかもしれません。[2000/01/30追加]

---------

G400で使用するときには、”More Options”中の”Surface Flip Mode””Flip”から”Overlay[Riva128/Matrox]”に変更するとディスプレイに綺麗に表示できます。

ただし、”Overlay[Riva128/Matrox]”の状態でDVDMaxを使用すると変になる場合があるので、このときは”Flip”に戻しましょう。
(縦に横に細長い同じ画面が並んで表示する状態になる。)

(注)この現象は、DVDMAX Option -> Advanced -> Preserve source cropping= Onにする事で回避出来るそうです。

Overlay設定時のお勧めは、さらに

  • Preserve source cropping= On (Offだと、縦に多重表示される)
  • Scale only on page flip = On (Offだと、ぶれる)
  • Use field-based scaling = Off (Onにすると、緑色にフラッシュする)
  • G400Utilityのレジストリ項目のVsync(垂直回帰)をOn (必須)

だそうです。

個人的には、2.0.35.6012コアを使用しているときはOverlayよりもFlipの方が綺麗に見えますが、その分マシンパワーが必要という感じを受けました。これは、逆の場合もありますので、いろいろ試してみてください。

Q89.Cloneモードにするとディスプレイのリフレッシュレートが変わってしまいます。


DualHead Clone,DVDMax or Zoomを選択し、Use DualHead DVDMaxにチェックを入れて、
Clone OptionsのKeep optimal refresh when possible にチェックを入れると、最適なリフレッシュレートを可能な限り保持します。

ここにチェックを入れていないと、DH Cloneモードにしたときに第1画面のリフレッシュレートが強制的に60Hzになってしまいます。

このため、ディスプレイ側の表示範囲調整を再設定しなければいけない場合があります。
高いリフレッシュレートを保持したままClone表示したい場合は、この部分にチェックを入れておきましょう。

Q90.G400のAGP4x動作について


G400が出た頃は、まだAGP4xサポートのマザーがありませんでした。
が、仕様的に、2x・4xに対応した設計でG400を作成したようです。

そして最近になってやっとAGP4xサポートのマザーが登場したので動作テストをMatroxがテストをしてOKだったものに新しい型番としてG4+MDH4A32GB/40のように”4A”を付けたものとのことです。
新規購入時には要注意です。

個人的には、今の段階ではAGP1xも2xもほとんどパフォーマンスが変わらないので、
4xモードなんてはるかかなたの世界です。

どうやら、今までの型番("4A"なし)のG400では4xでは動作しない模様です。(00/03/05追加)

AGP4x対応マザーを購入した/する予定の方は型番をチェックしましょう。

AGP動作モードを任意に設定する場合はQ91.G400のAGPモードの動作設定方法を参照してください。

Q91.G400のAGPモードの動作設定方法


Win98の場合、G400の起動時のAGPモードの動作設定は、シバさんのG400 Utilityで変更できますが、Regedit.exeを使用してレジストリを強制的に修正・確認をすることが出来ます。

デフォルトは、ドライバが現在の環境から自動的にAGPモードを決定・選択しますが、ここで選択された以上の動作モードで動かすと動作が不安定になることがあります。
逆に動作が不安的のときには、動作モードを下げてみてください。動作が安定する場合があります。
(特に互換チップセットやWin2000上、CPUのオーバークロック時では自動設定がうまく行かず、2xモードになってしまうことがあるので、1xに変更しないと不安定になる場合があります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\Display\0000\
の下にG400の動作に関する設定が集中しています。
(最後の”0000”は、以前に別のVGAカードを使用していた場合には”0001”のように値が変わることがあるようです。適時変更して見てください。)

さて、AGPモードは、
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\Display\0000\Settings\CPU\AGPFlags
で指定されます。

  • -2 - AGP強制4xモード(4x対応チップセットのみ・G400の対応も必要)
  • -1 - AGP強制2xモード(2x対応チップセットのみ)
  • 0  - AGP強制1xモード
  • 1  - 自動設定(ドライバが自動的に選択します)[デフォルト]
  • 2  - ???????

Win98でAGPモードを変更できるツール(レジストリ操作)としては

  • G400 Utility 1.10(シバさん作
  • Powerdesk 5 Resolution Manager Version 2.1(MURC
  • MGA Control Utility[旧G400Uty Win2K](M2さん作)
  • Matrox Technical Support Twak Utility(MATROX)

などがありますが、Powerdesk 5 Resolution Managerは、レジストリ位置が”0000”でなくても操作できるようです。値も-2、-1、0、1、2まで選択できます。
(その他のツールは-1、0、1を変更できるようです。レジストリ位置は固定なのか・自動判別なのかはわかりません。)
G400Uty Win2Kでは、Win9XだけでなくWin2kにも対応し、AGPモードも1x,2x,4xが選択できます。

  • G400 PinFile Editor 1.0(うさぎ屋さん作)はレジストリの参照のみ可能です。
    (残念ながら公開は中止されました。)

また、極一部のマザーボードでは、BIOSでAGPモードを設定できるものがあるようです。

もっとも安定性があるのがやはりMatrox製純正ユーティリティであるMatrox Technical Support Twak Utilityでしょう。
(→Q147.Matrox Technical Support Twak Utility について

ドライバ(PD)インストール時は、AGP4X動作していても、シバさんのG400 UtilityでレジストリをいじるとAGP2xモードになってしますようです。(これは、G400 Utilityの発表時期には、まだAGP4Xモードの状態が確認できたかったためでしょう。)
このとき、AGPの速度設定を自動にして、”AGPを使用”のチェックを外すと、AGP4Xモード動作になるという報告が上がっています。

なお、レジストリをいじるときには、レジストリのバックアップをお勧めします。
システムに該当するレジストリの実態は、c:\windows\system.datです。
[ユーザごとの設定を記憶したレジストリの実態は、c:\windows\user.dat もしくは、c:\windows\Profiles\の下のユーザ名のディレクトリにあるuser.dat(ユーザごとにデスクトップの設定を変えている場合)となります]

マザーボードによっては、BIOS上でAGP動作モードの切替が出来るものが有るようです。
こちらも、いろいろ調整してみる価値はあります。

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PowerStripのベータ版を使用すると、動的にAGPモードを変更する事が出来るようです。
これは、WindowsNT4.0やWindows2000などでレジストリなどからAGPモードを変更出来ないOSでもモードの変更が出来るようです。

PowerStripのベータ版はここにあります(直リンク失礼!)。→http://www.entechtaiwan.com/files/psbeta.exe

さて、AGP変更の道的変更方法ですが、
pstrip.exe(PowerStripの実行ファイル)のショートカットを作ってコマンドラインパラメータで

pstrip.exe /agp:1x
pstrip.exe /agp:2x

の様に指定して、実行すれば、切り替わるようです。
ただし、動的にAGPモードを切り替えることになるので切替時にマシンがストールすることも多いようです。

MURCでは、動的変更の前にPowerStrip menu > Advanced options > Performance で
"Disable write combining"にチェックを入れてリブートしておいてくれという記述があるので、やっておいた方がいいかもしれません。

なお、
pstrip.exe /diag
とすると、AGPモードなどのデフォルト設定(マシン起動時の設定)が確認できます。
ただし、私の環境では、うまく動的な切り替えは出来ていません(ハングしてしまう)

[anonさんより情報をいただきました。掲載が遅れて申し訳ありません。](2000/01/30)

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Win2000上でのAGPモードを変更する事が出来るレジスタが判明した模様です。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\G400\Device0\Mga.AGPFlags

に以下の値を入れて、再起動するとAGPモードが固定されるようです。

04 01 00 00  を入力すると、ドライバによる自動設定(通常はAGP2xモード)
01 01 00 00  を入力すると、強制AGP1x
00 00 00 00  を入力すると、強制AGP2x

M2さんから、「最初の2桁がAGPの最大倍率で次の2桁が最小倍率なのではないか?」という意見を掲示板でいただきました。そうすると、"02 02 00 00"で強制AGP2xモード・"04 04 00 00"で強制AGP4xモードになることになります。どなたか試してみてください。(2000/03/20)

なお、G400のWin2000用ドライバは、最新(PD5.03)以降を使用してください。

また、Win2000でレジストリを自動設定にしている場合、
何回かD3D動作時にマシンに以上が発生したりしてリセットされたりすると、自動的にAGP1xモードに切り替わることがあるようです。(2000/03/12)

Matrox Technical Support Twak Utility
(→Q147.Matrox Technical Support Twak Utility について
でAGPモードを変更すると私の環境では
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\G400\Device0\Mga.AGPFlags に

Default のときは = "01 01 00 00"
AGP1x  のときは = "01 00 00 00"
AGP2x  のときは = "02 00 00 00"
AGP4x  のときは = "04 00 00 00"


がセットされているようです。
(なんかいままでの予想とちがうんですけど・・・・)
(2000/11/19)

Q92.MediaPlayerで再生するムービーが粗いのですが。


MediaPlayerのハードウェアアクセラレータを「なし」にするか、表示倍率を200%にするといいみたいです。
他にも画面のリフレッシュレートを変更すると直る場合もあるようです。

なお、MediaPlayerはバージョン6.4でないと、MediaPlayer側でハードウェアアクセラレータをOFFには出来ないようです。
(表示>オプションで設定できます)
ただ、6.4にするとMPEG4の再生に障害が発生する場合がありますので、
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/7491/index.html」さんに行くといいかもしれません。

また、OS自身のグラフィックスのハードウェアアクセラレータを「なし」にしても解決しますが、この場合ウィンドウの描画も遅くなってしまいますのでMediaPlayer側で無効にしましょう。

Q93.購入したG400カードのカードバージョン(モデルナンバー)の調査方法


G400ビデオカードシリーズにはその販売時期や製造場所・微妙なハード構成の違いにより、カードバージョン(モデル番号)が変わってくるようです。

このカードバージョン(モデルナンバーという表現もあります)は、いろいろなページで使用されていますので、自分のカードのカードバージョンを知っていたほうがいいでしょう。

この番号は、303や、303A、304、400などのような形で表されます。

黄金時代(ようちんさんのページ)にあるPINファイル倉庫にはこのカードバージョン(モデルナンバー)別にPINファイルが保存されていますし、
シバのホームページのG400 Owners(G400友の会)の登録にもこの番号が必要です。

さて、調査方法ですが、リテール品であればパッケージの箱、バルク品であればバルクの入っていた袋、その他にも、ビデオカードそのものにもシールにかかれているようです。

その他には、PINファイルの28番にもこの番号が書かれているので、PINファイルを取得して調べれば解ります。
これは、シバさん作のG400 Utilityでチップ仕様タグの”PROGBIOS.EXEを指定する”ボタンでPINファイルを取得して、モデルナンバーを見れば簡単に判別できます。

Q94.Install Shieldの実行時にエラーが出てインストールが出来ません。


G400のドライバや付属ソフトをInstall Shieldを使用してインストールしようとしたときに、次のようなエラーが出てインストールできないことがあります。

  • ”_INS5176 のページ違反です。”というエラーメッセージが出てしまう。
  • 「SetupRes.dll、Setup32.dll、Setup16.dllがsetup.exeと同じディレイクトリに存在しない」旨のメッセージが表示される。

まず、インストールに必要なDISK容量が確保されているかを確認してください。

十分に空き容量が確保されている場合は、環境変数TEMPが示すディレクトリを調べてみてください。
もし、AUTOEXEC.BATでTEMP環境変数をセット(例:SET TEMP=C:\TEMP)していなければ、c:\windows\tempというディレクトリが自動的に指定されているはずです。
(DOSプロンプトでSETコマンドを実行すれば確認できます。)

このディレクトリにたくさんのファイル(ゴミ)があるかを調べてください。
基本的に、このディレクトリのファイルはすべて一時ファイルなので必要ないものは削除してから、もう一度試してみてください。

それでも、同じ場合は、AUTOEXEC.BATでTEMP環境変数をセットしている部分の頭に”REM ”と入れてコメント化して、マシンをリブートしてからもう一度試してみると良いかもしれません。

TEMPディレクトリのファイルの整理をしていないとマシンの安定度が悪くなりますので、随時整理しておくことをお勧めします。
特にMS Office等を使用していると、このディレクトリには大量のファイルが残っていることが多いです。

そのほかにも、すでにインストールするソフトがインストールされていた場合には、アンインストールしてから行ってみると良いかもしれません。

それでもだめならば、ウイルスチェックを行ってみてください。
ウィルスに感染していると、インストールに失敗することがあるようです。

Q95.PINファイルの書換直後にPINファイルを再度取得しましたが、一部の内容が変わってしまいます。


内容が変化してしまった部分が、PIN6番・PIN8番の部分だけであれば問題ありません。
これらの項目は、

  • PIN6-7番はBIOS(PINファイル)を書き込んだ日付(例えば、0xc79dだと99/12/29)
  • PIN8-9番はBIOS(PINファイル)の書換回数(書きかえるたびに+1されていく。)

となっているため、書き換えるたびに内容が変わってしまうためです。
PIN書き換えに失敗しているわけではないので安心してください。

ただし、それ以外の部分が変更されている場合は、何らかの問題があるかもしれません。
PINファイル解析結果レポートを参照してみてください。

Q96.搭載メモリと解像度の関係は?


G400ビデオカードには、16MB版と、32MB版があります。
このメモリにより使用できる最大解像度(第1画面)は、付属マニュアルによると以下のようになっています。(P.38)

Graphics
memory
Color pallette
(*1)
Maximum display resolution
Double-buffering
without Z-buffering
(2D画面)
Double-buffering
with 16-bit
Z-buffering
Double-buffering
with 32-bit
Z-buffering
16MB 64Kcolors
(16-bit)
2048 x 1536 1800 x 1440 1600 x 1200
16Mcolors
(32-bit)
1600 x 1200 1280 x 1024 1280 x 1024
32MB 64Kcolors
(16-bit)
2048 x 1536 2048 x 1536 2048 x 1536
16Mcolors
(32-bit)
2048 x 1536 2048 x 1536 1800 x 1440

(*1)3Dアクセラレーション機能は、16-bit・32-bitモードでにのみ可能となります。

これを見ると、通常、1280x1024以下の解像度を使用しているのであれば16MB版と32MB版も変わらないことになります。

ただし、DHのMultiDisplay機能を使用しているときのビデオメモリは、搭載メモリの半分ずつを第1画面(メイン)・第2画面(サブ)で分けて使用することになるようです。(マニュアルP.36参照)
このため、16MB版の場合には、8MBづつをそれぞれの画面で使用することになるので、使用できる最大解像度もそれに応じて影響されることになるとのことです。

(単純な計算上では、DH16MB版でマルチディスプレイ機能を使用した場合の2D画面最大解像度(Double-buffering without Z-buffering時)は、1600x1200[16bit]/1152x864[32bit]に制限されることになります。ただし、あくまで理論上なので実際には誰か確かめてみてください。)

また、DH機能を使用した場合の第2画面の最大解像度はディスプレイに出力した場合の最大解像度はRAMDACの関係で1280x1024となります。TV出力の場合は1024x768です。(こちらも割当メモリによって制限を受けると思われます。)
G450シリーズの場合の第2画面の最大解像度はディスプレイに出力した場合の最大解像度はRAMDACの関係で1600x1200となるようです。TV出力の場合は不明です。

Q97.RAMDACクロックとリフレッシュレートの関係は?


RAMDACとは、(RAM Digital Analog Converter)の略であり、ビデオRAMにデジタルデータとして格納された画像データをディスプレイに送るアナログ信号として変換する装置のことです。
RAMDACクロック(P-CLOCK)とは、この変換装置の動作クロックと考えてもらえば良いと思います。

G400では、最大RAMDACクロックはSH.DHでは300MHz、MAXでは360MHzとなっています。
このクロックが高いということは、それだけ大量のデータを処理できるということですから、その分画面のリフレッシュレート(垂直同期周波数[1秒間に何回画面を書換えるかを示します。])を高くすることが可能です。

付属マニュアル(P.37,38)を元にRAMDACクロックと
最大リフレッシュレート(垂直同期周波数[Hz])/最大水平同期周波数[KHz]
との関係を調べた結果は以下のようになっています。

画面解像度 Main display Secondary display Secondary display

画面比率

300MHz RAMDAC
(SH,DH)
360MHz RAMDAC
(MAX)
(G450 SH,DH)
135MHz RAMDAC
(DH,MAX)
230MHz RAMDAC
(G450 SH,DH)
640 x 480 200Hz/130kHz 200Hz/130kHz 200Hz/130kHz 200Hz/130kHz 4:3(1.33)
856 x 480 200Hz/130kHz 200Hz/130kHz 200Hz/108kHz 200Hz/130kHz 16:9(1.78) Wide[約]
800 x 600 200Hz/130kHz 200Hz/130kHz 180Hz/120kHz 200Hz/130kHz 4:3(1.33)
1024 x 768 160Hz/130kHz 160Hz/130kHz 115Hz/95kHz 160Hz/130kHz 4:3(1.33)
1280 x 720 160Hz/130kHz 160Hz/130kHz 100Hz/76kHz 140Hz/110kHz 16:9(1.78) Wide
1152 x 864 140Hz/130kHz 140Hz/130kHz 95Hz/85kHz 150Hz/130kHz 4:3(1.33)
1280 x 1024 120Hz/130kHz 120Hz/130kHz 75Hz/80kHz 120Hz/120kHz 5:4(1.25)
1600 x 1024 120Hz/130kHz 120Hz/130kHz 90Hz/90kHz 16:10(1.56) Wide[約]
1600 x 1200 100Hz/130kHz 100Hz/130kHz 85Hz/107kHz 4:3(1.33)
1920 x 1080 100Hz/115kHz 110Hz/130kHz 16:9(1.78) Wide
1920 x 1200 90Hz/115kHz 100Hz/130kHz 16:10(1.60) Wide
1800 x 1440 80Hz/120kHz 85Hz/130kHz 5:4(1.25)
1920 x 1440 75Hz/115kHz 85Hz/130kHz 4:3(1.33)
2048 x 1536 70Hz/110kHz 85Hz/130kHz 4:3(1.33)

(*)モニタの出力可能な最大水平同期周波数が130kHzの場合の一覧表

これによると、この場合は、RAMDACクロックが300MHzと360MHzで結果が異なってくるのが1920x1080以上ということになります。
逆を言えば、1600x1200以下の解像度でしか使用していない場合は、RAMDACクロックが300MHzでも360MHzでも変わらないということになります。

ですから、MAX化などでPINファイルでRAMDACクロックを変更しても発熱量が多くなるだけであまり意味がないことになることも考えられます。このあたりは臨機応変に対応してください。

また、G400シリーズの第2画面のRAMDACクロックは135MHzで固定のようです。
G450シリーズの第2画面のRAMDACクロックは230MHzとなります。

Q98.Linux上でのオーバークロックツールについて


MURCの1月19日付記事にて、Brad Grantham氏の作成したXFree86上(Linuxを含むUnix互換OS用)でのオーバークロックツール「MGACLOCK 1.0.1 」(mgaclock.c)が紹介されています。
本来G400の起動時のデフォルトスピードというのはVGA画面でのコアクロック82MHz/メモリクロック164MHzであるのでG400に特化されていないXFree86上ではこのWin98上での通常クロック(DHの場合はGCLK126/MCLK168)に比べると低いクロックで駆動していることになります。

このツールは、XFree86上でG400の駆動クロックを変更できるツールです。

このツールは、C言語のソースとして提供されているものなので、使用するためにはCコンパイラを使用して実行モジュールを作成する必要があります。
通常は cc もしくは gcc というCコンパイラがOSに提供されているはずなので、これを使用して

cc mgaclock.c -o mgaclock

というようにして、 mgaclock という実行プログラムを作成します。

使用方法は mgaclock preset "g400 win98" のようにpresetコマンドの後ろにプリセット文字列を使用して設定するのが簡単でしょう。
実行にはroot権限が必要なため、suコマンドを使用するか、コマンドにsuidを付加する必要があるようです。

g400 BIOS - boot up G400 settings
g400 - XFree86 3.3 G400 settings
g400 win98 - Windows 98 settings for the G400
g400max - XFree86 3.3 G400 MAX settings
g400max win98 - Windows 98 settings for the G400 MAX

まだ細かい解析は行っていませんが、g400 win98がWin98でのSH,DHでのデフォルトセッティング(GCLK126/MCLK168)に相当するようです。
(内部では、PLLのパラメータである m,n,p と、3つのオプションパラメータ(分周比等)を設定しているようです。任意の値の設定も可能のようです。)

その他のコマンドオプションの説明は、"mgaclock”とパラメータなしで実行することで画面に表示されます。(詳細はこちらを読むか、ソースを読むのが一番です。)

-card # #にG400を複数使用して入る場合にカードを選択します
(デフォルトは0)
-verbose 実行時の詳細メッセージ出力をする。
preset プリセット文字列 プリセットされたパラメータを設定します。
プリセット文字列に空白が含まれている場合には””で囲ってください。
または番号での指定も可能です。

"g400 BIOS"   - boot up G400 settings
g400      - XFree86 3.3 G400 settings
"g400 win98"  - Windows 98 settings for the G400
g400max     - XFree86 3.3 G400 MAX settings
"g400max win98" - Windows 98 settings for the G400 MAX
dump 現在の設定を表示する。
set m n p option option2 option3 m,n,pおよび、3つのレジスタオプションを直接指定します。
とっても危険です。

通常は、"mgaclock preset g400"/"mgaclock preset g400max"のように実行してXFree86用の設定を使用すれば良いと思われます。

(注)
私のところでは、G400でXFree86を実行する環境がありません。
このため、この説明はソースのみを解析して書いているため正しいという保証はありません。
詳細は各自でソースを読むなりして確認してください。(UNIX系の基本ともいいます。)

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そしてこのツールのソースを元にして作られたと思われる
GUIバージョン(gnomeベース)”gMGAclock”も発表されています。
http://www.students.tut.fi/~jonttu/gmgaclock/

現在はバージョン0.47aとなっていて、mgaclockと比べるとクロックの指定が
PLLパラメータ(m,n,p)指定だけでなくクロック値での指定でも出来る用になっていて使いやすさ100%増しです。
また、分周比パラメータ等を16進値ではなく、各パラメータの内容に分離して設定できるようにもなっています。
0.47から、duty cycle correctionの自動調整機能と、miscellaneousの設定が出来るようになりました。

と言うことはソースを見みれば・・・・・・PINファイル解析の検証ができますね。

こちらもソースでの提供になっているので、各自コンパイルする必要があるのですが、
configureコマンドと、makeファイルが付いているようなので、configure&make一発通しでコンパイル出来るのはうれしいですね。

ところで、パラメータとして指定出来るOption1とOption2ってなんなんでしょうね。Option3=分周比パラメータというのは一目瞭然なんですけど。

でも、ワシってG400でLinux使ってないので検証できない(爆)

これから完成度が高くなれば、UNIXでのMGATweakに相当するものに発展するのではないかと期待しています。

Q99.G400-Win2000ベータドライバ(5.50b)のイースターエッグ


Win2000ベータドライバ(5.50b)にイースターエッグ(隠しコマンド)が発見されました。

QuickDesk Menu->Help->Aboutで、
Aboutダイアログを表示するときに、MatroxロゴをCTRL+SHIFTを押しながらダブルクリックすると
Matrox Software team大集合(集合写真)が見れるそうです。

Win2000ベータドライバ(5.50b)をインストールされている方は試してみると面白いかもしれません。

Q100.G400に搭載されているWARPエンジンについて


G400のクロックには、ソースクロックからコア・メモリ・WARPと3種類ありますが、このWARPクロックと言うものがどういうものなのかがいまいち謎でした。

MURCや、MatroXfilesによると、

いままで、PINファイルでも謎だったWARPクロックが実は演算ユニットのためのクロックであるが、現在はドライバが対応しておらず、それが使われることはなかったという。
この演算ユニットは32bitのレジスタを64本持っており、このレジスタはMMXの様に分割して使用(16bit*2とか8bit*4など)することが出来るとのことでこれらを使用して、座標点(x,y,z)の加減乗除が可能とのことです。
現在はTriangle Setup Engineとしてのみ使用しているとのこと。
しかも、G400はこの演算ユニット(WARPエンジン)を2個も持っていると言うではないですか。(G200は1個搭載しているとのこと)

このWARPエンジンがさらに有効活用されることを期待します。

しかし、最近はこのようにVIDEOチップ内に独立した演算装置(小型のCPU)を内蔵していることもめずらしくないようで、RedintionのV2200などもRISC型CPUを内蔵しているとのことです。

INDEX

Q1〜Q50 Q51〜Q100 Q101〜Q150 Q151〜Q200 Q201以降


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