ESXでAFT-Diskを使う場合について少し調査中

ESXでAFT-Diskを使う場合について少し調査中

ESX5.0以降であれば、VMFS領域確保時に、領域の最初は4KBにあわせて確保されるので、アライアンスを気にする必要はない模様

ただし、VMFS上に作成したVMDKは512バイトセクターとして見えますが、実際にアクセスするHDDはAFT領域(論理512,物理4096)なので、結局はゲストOSからしてみれば、AFT-Diskを使用するのと同じ注意が必要

Windows のVISTA/7/2008 SP1以降は、領域確保時にクラスタ協会が4KBに合う様に調整され、NTFSであれば標準4KBクラスタなので、実際影響はありません。

ただ、その他のOSについては、別途確認が必要です。

Solaris系ですと、デフォルトでは512KB単位でのアクセスになるようなので、AFTの影響を受けます。

特に、Windows XPでは、ほとんどの場合AFTの影響を受けます。
XPのインストール時のフォーマットでは、63セクターから領域が確保されるため、4K境界と合っていないためです。

事前にWindows 7 SP1以降でHDDをフォーマットすれば、2048セクターから領域が確保されるので、その後WindowsXPをインストールすればよいという話もありますが、すでにWindowsXPをインストール済みの場合はそうはいきません。

専用のソフトもありますが、有償のものや特定のHDD専用が多いので無償でできるものがないかを調べてみました。

見つけたのは、パーティション変更のためのCD-BOOTタイプのソフトである、「gparted」
本来はデータを保存したままでパーティーションサイズの変更に便利なソフトウェアですが、
パーティーションの領域移動もできるので、この機能を使ってアライアンスを調整します。

ISOが以下のサイトからダウンロードできるので、そこからブートします。
http://sourceforge.jp/projects/gparted/releases/

まずは現状確認。開始セクターは63になっています。

xp-gpearted1

リサイズ/移動をクリックします。

Align to: をMiBになっていることを確認し、前方の空き領域(MiB)に1を指定します。
後方の開き領域があれば、その分 ヘるためサイズの変更はありません。

変更後、リサイズ/移動ボタンをクリックします。

xp-gpearted4

変更内容を確認し、Applyをクリックします。

xp-gpearted5

パーティション領域の移動が開始されます。

xp-gpearted6

完了。

xp-gpearted7

移動後確認すると、開始セクターが2048になっていることが確認できました。

xp-gpearted8

 

Windows XPを起動すると、Checkが走りますが、その後正常に起動できます。

xp-gpearted9

 

なお、アライアンス調整をする前とした後だと、
シーケンシャルReadで2倍、シーケンシャルWriteで1.5倍の差が出ました。

ただ、この結果はNexentaStorというストレージOS上のZFS領域を仮想マシンのデータストアとして使用した場合なので、直接HDDにアクセスした場合とは異なります。
なお、ZFSはSSDをReadキャッシュ(CACHE)やWriteキャッシュ(LOG)に指定できるため、その状態だと、そのこまでの差が出なくなります(SSDが差を吸収しているようです)。

aft5

 

なお、4TBクラスで、AFTではないHDDには以下のようなものがあります。

MD03ACA400

東芝製の4TB SATA-HDDのバルク品。
「回転数は7,200rpm、MTTFは100万時間。512セクター対応品」

他のハードディスクがどちらかについては、以下のURLが参考になります。
http://www.pc-master.jp/jisaku/aft-hdd.html

 

その他参考URL

https://www.allbsd.org/~hrs/diary/201109.html

https://www.icts.uiowa.edu/confluence/pages/viewpage.action?pageId=67307552

https://community.oracle.com/thread/2501822

http://openindiana.org/pipermail/openindiana-discuss/2013-August/013669.html

http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2014761

http://blog.delphix.com/gwilson/2012/11/15/4k-sectors-and-zfs/

http://wiki.illumos.org/display/illumos/List+of+sd-config-list+entries+for+Advanced-Format+drives

 

 

VMware vSphere PowerCLIを使用したスクリプトをバッチから起動するためのメモ

VMware vSphere PowerCLIを使用したスクリプトをバッチから起動するためのメモです

VMware vSphere PowerCLIは便利ですが、VMware vSphere PowerCLIコンソールを立ち上げてからのコマンド実行なので、少しめんどくさいです。なので少し調べてみました。

なお、VMware vSphere PowerCLIは、以下からダウンロードできます。

ダウンロード vSphere PowerCLI 5.5

VMware vSphere PowerCLIに限らずですが、
Powershell スクリプトファイル(.PS1)を実行するためにはポリシー変更が必要です。

VMware vSphere PowerCLIを初回起動時には以下のように表示されます。

 

この場合、管理者として実行したPowershellにて、以下のコマンドを実行する必要があります。

(上記の場合、ローカルのローカルに保存されているスクリプトは実行可能。インターネットからダウンロードしたスクリプト(非ローカルのスクリプト)は、署名されているもののみが実行可能。)

そのほかのパラメータとしては、以下のようなものがあります。

Unrestricted
全てのスクリプトが実行可能。ただしインターネットからダウンロードしたスクリプトは、実行するかどうかが確認されるので、ユーザーが明示的に許可した場合のみ実行される

Bypass
全てのスクリプトが実警告やユーザーへの確認なしに、全てのスクリプトが実行可能

 

 

これで、VMware vSphere PowerCLIを起動した状態でPowerSHellからスクリプトファイルが実行できるようになります。

ためしに以下のps1ファイルを作成します

Get-PowerCLIVersion.ps1

 

これをVMware vSphere PowerCLIで実行します。

 

しかし、コマンドプロンプトやバッチファイルから以下のように実行しても、エラーになります。

 

この場合は、実行するps1ファイルに以下の行を追加します

 

実際にやってみます。

Get-PowerCLIVersion.ps1 を変更

 

コマンドプロンプトから実行してみます

実行できました。

あとは以下のようなバッチファイルを書けば、すぐに実行できますね。

VyOSを調べた結果のメモ

 

仮想環境内で使用できるソフトウェアルータのひとつとして、Vyattaがありましたが、
Vyattaが買収されてComminity Editonの開発が終わったため、フォークして再出発したものがVyOSらしいです。

 

ただし、ルータとしてではなくブリッジ接続(HUB)として動作させる場合、ESXi側で仮想スイッチで無差別モードをONにする必要があるはず・・・・

 

公式サイト

vyos.net/wiki

 

公式サイト 日本語翻訳サイト

vyos.net/wiki 日本語サイト

 

インストール手順

『Vyatta』からフォークした『VyOS』をインストールしてみた

 

標準にないWeb 設定画面を外付けするVirtual Applianceらしいです。

vyBuddy virtual appliance

 

Zabbix AgentとSNMPの設定方法

VyOS(Vyatta)をSNMPとZabbix Agent経由で監視してみる

 

NAT構成の作成方法例

VMware ESXi 5.5にVyOS1.0.4をインストールしてみました。

 

VPNの張り方

ソフトウェアルータVyattaとVyOSを用いてSoftLayerとオフィスをIPsec VPN接続する #softlayer