GALLERIA QF970HGのメンテナンス情報


長年利用しているノートPCである「GALLERIA QF970HG」の調子がすこぶる悪い。

Driver Power State FailureやPage faultが頻発するようになってきた。
Driver Power State Failureは、ドライバの更新でちょっと落ちついたが、その分Page faultが頻発してしまうように。

このPCは操作コンソール用なので、調子が悪くなっても再起動すればいいのだが、
(メインサービスは、別部屋で稼働させている別サーバ[Z820 Xen E5-2687W x2 , MEM 256GB のESXi]で処理しているので)
そろそろ、CPU性能2倍になるノートが出始めたので、安定できなさそうであれば新PC購入も検討しないとという段階なのだが、現状性能的に困っていないというのも事実だったりもする。

Windows標準のメモリチェックしても、特に問題は見つからなかったので、難儀していたのだが、Memtest64を1晩回したら特定のパターンでのみエラーを検知。
1枚ずつ調査したら、4枚中2枚でエラーという悲惨な状況でした。

とりあえず、エラーの出たメモリモジュール2枚を外してメモリ16GBで稼働中
現状は安定稼働しているので、新PC導入はもう少し後になりそうだ・・・。


ただ、このモデルのメモリの交換は結構癖があり、情報がぜんぜん見つからなかったので改めて調査したので健忘録としてメモ。



GALLERIA QF970HGのスペックは以下の通り(私の使用しているモデル)
ドスパラの17インチゲーミングノート GALLERIA(ガレリア) QF970HG レビュー

・17.3インチ液晶(1920×1080)
・インテル Core i7-4710MQ (4Core/HT対応/定格2.50GHz/TB時最大3.50GHz)
・32GB DDR3 SO-DIMM (PC3-12800/8GBx4/デュアルチャネル)
・GPU Intel HD 4600 + NVIDIA GeForce GTX970M 6GB
・SSD MSATA 256GBx1
・HDD 2.5インチ 2TBx1
・BD-Reドライブ

色々調べてみると、この機種はMSIのGT70というゲーミングPCをドスパラがカスタマイズイズしたもののようだ。
大きな違いだと、
GT70(20Dモデル)だと、CPUが4700MQ、GPUがGeforce GTX780Mが、
QF970HGの場合は、CPUが4810MG、GPUがGeforce GTX970Mになっています。

これは、ビデオカードがMXM規格という交換可能なモジュールとして搭載されているので、CPUだけでなくいろいろなGPUに対応できるので、ドスパラにもGALLERIA QF970HGの兄弟機として、GTX980Mを搭載した「QF980HG」というモデルもあります。

MXM規格のGTX970Mモジュール

分解方法ですが、MSI GT70としての分解説動画がyoutubeにいくつかあるので、参考になります。

How to Replace Laptop Motherboard | MSI GT70

MSI GT70 MS-1762 disassemble to clean cooling system and detect graphic card problem

MSI GAMING G Series GT70 MS-1763 Laptop dc power jack repair fix charge port broken socket

Take Apart MSI GT70 Gaming Laptop


この機種は比較的メンテナンス性はいいほうですが、メモリ交換についてはちょっと注意が必要です。

このモデルはメモリモジュールが4枚付けられるモデルなのですが、2枚はキーボード裏からアクセス。残り2枚は背面カバーを開けたところからアクセスです。

キーボード裏のメモリは、以下のようにアクセスします。
・背面カバーのキーボードマークがついたねじを外します。
・キーボード上部の境目に5か所ほどくぼみがあるので、そこにマイナスドライバを突っ込んでキーボードの上部にあるのパネル(電源ボタンなどがあるパネル)を外します。
・キーボード上部が5か所のネジで止まっているのネジを外して、上方向にスライドさせると取り外せます(ケーブルを外す必要はありませんが、注意してください)。
・キーボードの裏側にある2枚のシートをめくると、メモリモジュールにアクセスできます。

キーボード外した下のSODIMMスロット

背面カバー側のメモリは、以下のようにアクセスします。

  • 背面カバーのネジを外すと、メモリモジュールスロットが見えます
    ただし、GPUのヒートパイプが邪魔をして、メモリモジュールの取り外しができませんので、以下の手順でGPUのヒートシンクと、CPUのヒートシンクを外す必要があります。
    • ファンモジュールがあるので、ネジを1つ外して、ファンモジュールを取り外します(ケーブルも外します)。
    • GPUのヒートシンクネジ(4つ)とCPUのヒートシンクネジ(3つ)を外すと、GPU,CPUのヒートシンクが外れます(GPUだけでも外れますが耐熱ゴムでくっついているので一緒に取り外したほうがいいです)。
    • これで、メモリモジュールの取り外しができます。
      (元に戻す際は、GPU,CPUの塗り直しをしたほうがいいかもしれません。)
メモリモジュールとヒートシンク&ファン



その他保守情報

背面カバー&ファンモジュール取り外し後の状態:

背面カバー取り外し多状態

BIOS設定画面表示:
PC起動直後にDEL連打

起動メディア選択:
PC起動直後にF11連打

バッテリの型番:
BTY-M6D (まだAmazonなどで入手できます)

メモリモジュール種類:
DDR3L 1600(12800) SODIMM (1.35V) 最大4枚まで(8GBx4=32GB)

MSATAスロット:
3つまで搭載可?

MSATA搭載用モジュール

2.5インチHDD:
1つまで搭載可

2.5″HDD

ファンモジュール:
PABD19735BM-N273

MXM GPUモジュール:
AMAZONに、GT70用のGTX1060のMXMモジュールがありました(GPU性能は1.4倍くらいになるようだけど・・・)
ただ、BIOS側のサポートも必要になるようなので、動くかどうかは賭けですね。

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