CPU内蔵GPU以外に外付けNvidiaGPUを搭載したノートPCなどでは、基本CPU内蔵GPUが使われ、特定にアプリで外付けGPUが使用できるように設定可能なOptimus環境になっています。
ただ、Chromeで外付け Nvidia GPUを使用するように設定しても、実際には内臓CPUが使われてしまいます。
どうやら、バグ対策らしいもので、Chromeで、Optimus環境だと外付け Nvidia GPUが無効になるようです。
対策としては、以下の操作をして、できた gpu-chrome.exe に対して外付けGPUを利用できるように設定して起動することで、外付けGPUが利用できるようになります。
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c:\>cd "C:\Program Files\Google\Chrome\Application" c:\>mklink /H gpu-chrome.exe chrome.exe gpu-chrome.exe <<===>> chrome.exe のハードリンクが作成されました |
すでにChromeが常駐している場合は、いったん停止して、 gpu-chrome.exe から起動する必要があるようです。どうやら2017年ごろからこの仕様なようで理由はよくわかりません。
なんとなくですが、Nvidia側が制限している雰囲気があります。
なお、同じChromiumベースの新しいEdgeだと、そのまま外付けNvidia GPUが使えるのでこちらを使うのというのが最も簡単だとは思いますが、既存Chrome環境でGPUを使いたい場合に役に立つかもしれません。
なお、GPUの利用状況は、Chromeで、以下にアクセスすれば表示されます。
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chrome://gpu |